未生希(みぶき)えみです。

夜がゆっくと明ける時間、
空が明るくなって、
月が美しいイエローの輝きから、
白いペーパームーンになっていく。

日が暮れる時、
太陽はゆっくりと、
空をオレンジ色に染めた後、
ビロードのカーテンのような、
ネイビーの空が広がり、
星が輝き始める。

景色が切り替わる時間って、
毎日やって来るけど、
忙しくしていると、
ゆっくりと見ることもない。


看護師をやめて、
何もすることがなかった数ヶ月、
毎日この時間を楽しんでた。

ベランダから、早朝の空を眺め、
川沿いを携帯も持たずにお散歩しながら、
夕陽が落ちるのを見てた。








毎日、夜に眠れることを、
本当に幸せって感じてた。

あの奇跡のような数ヶ月は、
ちょっと、異次元にでも行ったような
不思議な時間の流れを感じてた。


あの時みたいな、
時の流れを感じていたい。

そして、たくさんの人にも
感じてほしい。

この感じって、時間があるから
できるってわけじゃない。

忙しい日常の中でも、
自分の内側に向き合い、
ほんの少しの空を見上げる時間があれば、
夢の世界への扉は開く。


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