「平和だけは守る」〜東京大空襲資料センター視察レポ〜 | 北極星を目指す旅のうたびと 詠美衣(えみい)のブログ

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歌うことで酸素を取り込む-“ウタ呼吸”で生きてます。

目指すは北極星。

暗闇で彷徨う人の命をつなぐ、小さな光になれたら…
そんな想いで詠(うた)っています。

昨年末、ママノリアさんのワンマンライブで出会ったみっちゃんさん。

エーラス・ダンロス症候群関節過可動型という稀少難病を抱えながらも、
毎日を大切に、笑顔で、命を輝かせている生き様がライブのMC中に紹介されました。


facebookを通してお友達になり、私がこの記事を投稿したときに、
「ぜひ連れて行きたい場所がある」とコメントをくれました。

その場所とは、みっちゃんがガイドボランティア(案内役)をされている

そして先週、平和に関心のある私のお友達も一緒に連れ立って、
案内してもらってきました!!!!

当日、まず資料センターに着いて、目に入ったのが、
みっちゃんが高校生のときに制作に関わったという「世界の子どもの平和像」

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*この制作秘話は、次のブログで詳しく書きます(^^)


入館してさっそく、東京大空襲をテーマにしたドキュメンタリー映像を見て、
その後、今からちょうど70年前、1945年3月10日の東京大空襲を実際に
体験された方のお話を聞きました。

そのお話の中で、何度も何度も繰り返し出てきた言葉。

「平和だけは崩さないでほしいです。
 何があっても守らないといけない」

「戦争やってよかったことなんて、
 本当にひとつもなかった」

この言葉がずっと私の胸の中に響いていた。

質疑応答タイムで、私は質問しました。
戦争を体験した人から、いつも、直接聴きたいと思っていることだ。

「戦争を体験していない私たちが、今後同じことを起こさないためには
 どんな心のあり方、行動が必要と考えますか?」

答えは、

「やっぱり実際にこういう場所(資料館)に訪れて、
 本当にこのような戦争があったのだと、
 自分の目で確かめ、実感することですね。

 毎日大変なニュースが流れていますが、
 簡単に人を傷つけたり、殺したり・・・
 まるでゲームみたいで、現実味がないんでしょうね。」
 
この答えは、正直、とくに目新しいものではありませんよね。

だけど、やっぱり、戦争を体験した人の言葉には重さがあって、
心に響くのです。言葉ひとつひとつに、命が、魂が宿っているからです。

その言霊を、私たちは受け取り、受け継いでいかなければならないと感じました。

戦争を体験していない私たちは、どこまでその重みを、響きを伝えられるだろうか。


そんなことを感じていた矢先で・・・・

タイムリーすぎるほどにネットやテレビに流れてきた


信じられないほど、「平和」とは真逆の世界。


平和がじわじわと崩れてく音。近づいてくる軍隊の足音。

私は、その音に耐えきれず、胸を痛め、言葉にならず、
しばらくこのレポートを書けませんでした。

でも、現状を嘆いているだけなら、誰でもできる。

"悪い人探し"をして非難するだけなら、誰でもできる。

だから私は、行動します。伝えていきます。
しかし、これもまた、誰でもできること

「平和のために何をすればいいのか」

私自身がこれからも模索し、道を開いて行きたい。

「平和のために何かしたいけど、何をやればいいのかわからない」

そんな人たちの「北極星—導きの星」になれるように。

伝えていくからね。どうか一緒に歩いてくださいね^^♪

まずは!東京に住んでいる方は、
「東京大空襲・戦災資料センター」に訪れてみてください。

私も、東京生まれ、東京育ちなのに、恥ずかしながら
こんな場所があるなんて今まで知らなかった。

みっちゃん、教えてくれて本当にありがとう^^


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▼みっちゃんのブログはこちら
「命輝け ~私の歩み~」

闘病で頑張る姿、生きる証を刻まれています。
「ガイドボランティア」「絵本」のカテゴリで、みっちゃんの平和活動の様子がよくわかります^^