寒サ二モマケズ芸術日和♪其の弍 | 北極星を目指す旅のうたびと 詠美衣(えみい)のブログ

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歌うことで酸素を取り込む-“ウタ呼吸”で生きてます。

目指すは北極星。

暗闇で彷徨う人の命をつなぐ、小さな光になれたら…
そんな想いで詠(うた)っています。

こちらの記事の続き。
お次は内容のほうの感想。

書きすぎるとネタバレになっちゃうので書くの難しいけど(^^;;

感じたことを残しておきたいし、発信したいので、頑張って書いてみます!笑

全体を通して、宮沢賢治スピリットが脈々と流れていたなぁ。

劇を見終わってから、思わず書店で宮沢賢治の詩集と絵本を買ってしまったほど。


それくらい、余韻に浸りたかったんです。久々に、良きものを見たなーって感じでした。


テレビに映る犯罪者だって、非行少年だって、誰にでも、綺麗な心のままの赤ん坊の頃があった。

いつから、人を平気で傷つけたり、嘘をついたり、騙したりするようになってしまうんだろう。


誰が、何が、そうさせてしまったんだろう。

そんなことを考えさせられる作品で、強く熱く、訴えかけるメッセージが込められているのを感じました。

個人的には、最後のクライマックスで「よだか」が言ったセリフが印象的でした。

自分に自信がなくて、いつも人の目を気にしていて、存在価値を見出せなくて、臆病で、繊細で…

自分が生きるために食べる虫にも心を痛めるほど、優しすぎる心を持った鳥、よだか。

そんなよだかが、銀河鉄道の危機を救うために、自ら危険を冒して外に飛び出すときのセリフです。一語一句覚えてないけど、確かこんな感じ。

"私は飛べます。

何もできないけど、
私には、飛ぶことだけはできます。

今の私は、昔の私と同じに見えますか?"

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最近、転職を考えていて、"自分にしかできないことって何だろう"って思う機会があったから、余計に刺さったのかもしれない。

やっぱり、人は、自分にしかできないこととか、使命を感じたときに、輝けるんだと思う。


そう、青く光るよだかの星のように。


話は逸れるけど、私が「青色」や「星空」が好きなのも、きっとよだかの星のようになりたいからなんだと思った!!

自分の人生観が、よだかの星の世界観とつながった奇跡的瞬間だった☆

私にしかできないこと。
不器用で臆病で才能もない小さな私が
堂々と、いきいきと、笑顔で輝けること。

やっぱり私は、
青く光り羽ばたくよだかのように、
懸命に命を燃やし、詠いたい!


そんな熱い気持ちが沸き起こったのでした(^^)

今回はプレビュー公演でしたが、5月には本公演も控えているそうです!

ぜひ足を運んでみてくださいね♪