「赤道クラブ」についてオイルBootCampやMATLAS BootCampなどでお話を伺っています
その導入の際、「赤道から離れるにつれてMSの有病率には大きな差が出る。極北では赤道周辺地域の100倍以上も有病率が高い」（コリン・キャンベル『チャイナ・スタディー』p.528）といった統計学的に有意な（有意も有意ですね
）データが示されました。
MS（多発性硬化症）に限って言えば、「極北では赤道周辺地域の一〇〇倍以上も有病率が高い」というのは強烈な差です。さすがに100倍以上というのはすごすぎる！
しかしこれはMSだけの話ではありません。
「ほかの病気に加えて1型糖尿病、多発性硬化症、関節リウマチ、骨粗鬆症、乳ガン、前立腺ガン、大腸ガンなどの病気が、より多い傾向」なのです。
ちなみにおそらくはここに心臓疾患も加わり、認知症も加わり、メタボリックシンドロームからの一連の糖尿病等の疾患も連なるはずです。
ということで、僕等は赤道を目指しましょう！（唐突？！）
この時私がアッと思ったのは『自殺論』について「まといのば」主宰がチラッと言及されたことです。
デュルケームの『自殺論』ですね。
その序文にはこのような記述があります。
いわば本書の各ページからは、個人は、個人をこえたひとつの道徳的実在、すなわち集合的実在によって支配されているという印象がでてこないわけにはいかないとおもう。各民族には固有の自殺率があること、その率は一般死亡率よりも変化しにくいこと、それが変化するときには各社会の固有の増加率にしたがうこと、およびそれが、日、月、年のなかの各地点でしめす変化は、もっぱら社会生活のリズムを再現していることを知るとき、また、結婚生活、離婚、家族、宗教社会、軍隊などが、ばあいによっては数字でも表現できるような明確な法則によって自殺率に影響を与えていることを確認するとき、人びとは、これらの事態や制度を、力も効果ももたない、なにかしら観念的なこしらえものとみることをやめるにちがいない。
デュルケーム『自殺論』（宮島 喬訳）
難しい文章ですね。
『自殺論』では、個人の性質、個人的な境遇によって引き起こされると捉えられていた「自殺」という行為が、いかに社会的要因に影響を受けているかが明らかにされていきます。
「赤道クラブ」の文脈の中で、「まといのば」主宰は「地獄巡り」について書かれていました。
(地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ)
このハンカチ作品はこちらの森美術館のサイトから見ることができます！
イエスは自分の内に「地獄を持て」と言いました。
それは塩であるとも。
塩がなければ、どうやって味が取り戻せようかとも言いました。
塩は調理に欠かせないものですが、一方で「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なものでもあります。
（中略）
塩味一つとっても（辛味でも良いですが）、Moreが良くないことはわかっているのに、我々がついついMoreになってしまうのは（栄養でもカロリーでも）、認知戦に敗北した結果でしかありません。
我々は自分の感性を取り戻しましょう。
そのための最高の方法は、地獄巡りなのかもしれないなどと、ルイーズ・ブルジョワ展の告知を見ながら思いました。
私が『自殺論』を初めて読んだのは二十歳くらい。
当時、ヒリヒリとしたものを感じながら、時には泣きながらこのような書物を読んでいました。
自分が自由に選んでいる、自分の考えでやっていると思ってきたものが、揺らがされていました。
地獄巡りですね。
それは若い学生時代で終わりではなく、「赤道」の議論もそうですね。私たちの「食」はさまざまな（社会的）洗脳で成り立っています。
「毒親」の問題もそうですね。
今まで見てこなかったものを見ること、向き合うこと（地獄巡り）は苦しいこともあるけれど、抽象度を上げることで見えるものがあります。
つい先日も「なんでセラピストをやっているの？もったいない。」というようなことを言われたのですが（決して否定的に言われたわけではないです）、私にとって勉強してきたことも身体に向き合うことも同じ、という感覚なんです。切実なものですね。
『自殺論』、本棚から探し出したらたくさん線が引かれてました。
というわけで、これから施術をがんばってきます！
皆さまもぜひ新宿店・恵比寿店にお越しください
気功や理論についてのご質問・ご相談等もどうぞ！
◆ 「まといのば」RaySalon ◆
🌸 🌸 🌸
emmi
【場所】
新宿店、恵比寿店
【施術内容】
オイルトリートメント
【施術料】
60分セッション：3万円
90分セッション：4万3千円
120分セッション：5万5千円
年間コース(月1回60分✕12回):35万円
半年コース(月1回60分✕6回):17万6千円
(銀行振込、もしくはPayPal決済)
【お申し込み】
お申し込みはこちらから♪
ご質問等ありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください！
