ロックスターのドキュメンタリーでは大体成功した後の世界が舞台になっている。

まだ数年前に出たばかりの人気作でいう"Bohemian Rhapsody"や"Elvis"など。

ロックスターは生まれ持ってのロックスター。

地道に出来ること全てをやり尽くしてあとは運頼みだと

順番を待つような哀れな時期はそこにはない。

実際にそういう時期があったとしても作品として退屈すぎるので描かれていないだけ?

そうかもね。

 

 

私は仏教の幼稚園を通ったほどで神様や宗教への関心はない。

が、運命を信じるタイプだ。

悪いことがあれば次に良い事が起こる。良い事が起これば次に悪い事が起こる。

 

シンプルだ。

 

私の体温は今38度。

絶賛風邪と奮闘中だ。

 

体温は関係なく今人生において危機を感じているところ。

それはまた後に説明するとして今はここまでのローラーコースターのコースを紹介したい。

人生のローラーコースターだ。今はちょうど急降下の最中に当たる。

 

ローラーコースターは賭けが大きければ大きいほど高低差の振り幅は大きくなる

そう考えている。今の状況でもまさにそう実感させられているところだ。

 

私は文字を読むことが苦手なので読み返す自分の為にも手短で簡単にしてやろう。

(*これは自分の為の日記である。)

 

 

2024年春。今私は25歳であり

私のローラーコースターは音楽がテーマになったライドだ。

 

それは6年前の2018年、19歳がスタート地点となっている。

軽音楽部に所属し高校で始めた音楽に一生懸命になった3年間。

卒業後にバンドを組み始めた。

 

学びたい先生が目当てで進学した音楽の専門学校を1年間行き2年目の年にはアメリカに行く為1年の休学をもらった。

 

私は日本とアメリカの両親を持ついわゆるハーフってやつだ。

アメリカ行きはアメリカ人の父のアイディアだった。

日本生まれ育ちの娘にアメリカンライフを経験させたいとそれだけの為に1年も行かせてくれたのだ。

両親はサポーティブで何に関しても応援してくれる恵まれた家庭に私は生まれた

少し逸れたのでバンドの話に戻ろう。

 

4人組バンド、私がボーカルで私以外みんな男性だ。

バンドはギターのRexと私を中心に組まれジャンルはロックンロール/ポップパンクといったところ。

バンド名はViolet Signs(バイオレットサインズ)。色を連想させる言葉が良かった。由来はただそれだけ。

 

簡単にメンバーを説明すると、

 - ギター Rex(レックス)

ロックスター/主人公/自己中心的/カリスマ/ナルシシスト/ズル賢い/感覚派

 - ベース Tsukasa(ツカサ)

ご機嫌取り/売れたい/熱心/平和主義者/仲裁者/素直/目立ちたがり屋

 - ドラム Shunto(シュント)

ドラム一筋/謎/おっとり/傍観者/努力家/裏方/一途/ポーカーフェイス

 

といったところだが当時の自分のことを考えてみると

 

 - ボーカル Emmie (エミー)

フェアリー/シャイ/職人気質/意志強い/頑固/泣き虫/独創的/行動派/短気/熱い

 

そんな感じだ。

フェアリーくらい言わせてほしい。

 

活動し始めて1年で私のアメリカ行きが決まると当然メンバーは不安に思った。

ここまでの1年間はとにかくライブの機会を作るべく

ステージに立てるオーディションへたくさん応募した。

運よく経験者のメンバー全員には音楽の才能があったようで

第一審査にはいくつか通った

 

レールが上昇している!

 

オーディションや知り合いの誘いなどばかりだったので

ライブハウスのような場所でやることはほとんどなかったが

ライブ型コンテストや芸術発表会、野外イベントなどのステージを重ねていった。

アメリカ行きが近づいている。そこでレールはさらに上昇していった。

 

ある連絡が入った。

 

なんと某有名芸能事務所のS社だった。

最終審査に出られるらしい。

 

しまった。

 

最終審査の当日は既にアメリカにいる...

 

アメリカに行くことが分かっていながら応募したのには理由がある。

 

ミスだ。

 

審査の形がステージである事を条件に探していたが、

どうやら事務所のオーディションに応募していたようで。

 

そんな案件が他にも幾つかありなんと他2社からも直々にライブに会いにきた

どちらも名前を聞いたことのある大手だ。

 

休暇に入るので泣く泣く全て辞退。

バンドを組んですぐに事務所に入れるチャンスがこんなにもあるだなんて

なんてツイているのだろう。

 

 

一旦仕合せだと噛み締め、

大きなお金をそれぞれ抱えレコーディングスタジオで記録用のCDを作り

私は旅立った。

 

 

続く