今回はエマの病気が発覚した経緯とその後について

 

とても長いですが

覚えている限り

詳細を記録していきます。

 

 

 

結論から言いますと

 

軽度の膵炎

重度のIBD

低悪性度消化器リンパ腫

 

でした。

 

 

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飽きっぽく小食なエマのため

日本では4,5種類のカリカリを食べていたのですが

アメリカの新しいカリカリとフリカケが気に入ったようで

2種類のみのフードを飽きずに食べていました。

家が広くなり、走って遊ぶことも増え

食欲もグンと上がり、水を飲むことも増えました。

 

日本は恋しいものの、

そんなエマの姿をみて田舎で何もない

ポテトの州に引っ越してよかったなと

感じていました。

 

が、そんな状態でもやはり嘔吐だけは続いていました。

 

 

 

 

引っ越してきて一ヵ月ほどたったころに

そろそろ一度獣医師さんに嘔吐の相談をしにいこうと

旦那と話し合い、RC病院へ。

 

2025年9月15日。

今までの病院の記録、薬の服用履歴、嘔吐の頻度、

2024年冬に行ったバリウムでのレントゲン写真などを

全て獣医師に診てもらったところ

 

「このレントゲン写真で問題なしと言われたの?

私には異常があるようにしか見えないわ。

専門医を紹介するから、すぐに予約してみて」

 

 

と言われました。

 

 

 

いくつもの日本の動物病院で相談し

まったく原因がわからず

むしろ特に問題視もされていなかった

エマの慢性嘔吐。

 

自分でネット検索しまくり

原因を探る日々を過ごしていたため

RC病院の先生の一言を聞いたとき

 

ああやっぱりエマは病気だったんだ

専門医に行けばきっと何かわかる

きっと何かしらの治療法を見つけてもらえる

これでもうエマは嘔吐から解放されるかもしれない

 

そう思い、
悲しみというよりは安堵の涙が出てきました。



専門医がいるWV病院はERでもあります。
9月30日に予約を取ることができました。
ホッとした気持ちとともに
エマの食欲がいつもよりも格段に落ちていることが
気になり始めていました。

今までもカリカリに飽きて
ごはんの量が減ることが何度もあったので、
今回もそうだろうな
どうせ午後には食べるだろう
どうせ翌日にはまた食べるだろう
新しいカリカリをあげれば食べるだろう
そう思っていました。

ところが食べる量が1割程度になり
水も全く飲まず
動かなくなっていったエマ。
チュールならと思い与えたところ、全て嘔吐。
これ以上様子見していられなくなり
RC病院に電話したところ、
WV病院へ連絡することをすすめられました。
すると担当の専門医は本日不在ですが
ERの患者としてすぐに連れてくるように言われました。



前足とお腹の毛をガッツリ剃られエコー。
点滴で水分と栄養補給。
そして血液検査。は、この時点で結果待ち
吐き気止めの薬と食欲増進の薬を使い
何とかご飯を食べさせることに。
この日は入院することなりました。


翌朝に空きがあったので
内視鏡と細胞診をしてもらうことになりました。
この時点で、軽度の膵炎と言われました。
軽度のために、急性か慢性か判別しにくい。
そしておそらくIBDだろうと。
まだ5歳と若いので、癌ではないだろうけれど
細胞診の結果が出ないと嘔吐の原因はわからないと言われました。
そして貧血。こちらの結果は現時点でも連絡待ちです。


エマは全身麻酔をしたものの、
問題なく検査が終わり、夕方にはお家に帰宅。
病院では怖い思いをしたようですが
薬の効果のおかげがガツガツとご飯を食べ
喉も爆音でゴロゴロならし、お家に帰ってこれて嬉しそうでした。



が。
夜中2時ごろ。
旦那が「エマが下痢した音がする!」と言ったため
ベッドから飛び起きてトイレを見ると
確かに下痢が。
その後も何度も下痢を繰り返すエマ。
カーペットでお尻歩きをしまくったために
家中が下痢のニオイで充満し
これ以上の汚れをつけないためにも
私とエマは一室に立てこもることになりました。
その間汚れたカーペットを掃除しまくる旦那。
みんなグッタリ、睡眠不足
翌日も下痢はとまらず、また食事もとらなくなったため
再度ERへ連れていき、また一泊することに。



9月19日㈮最初の入院
9月22日㈪2度目の入院

プレドニゾロンが効いてきたせいか
かなり調子が良くなったエマ。
下痢はまだ続いていたのもの
調子がよくなってきました。


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そして
9月24日㈬
この日は私の歯医者でもありました。
延期しようかと思ったのですが
エマの体調がかなり良くなってきたので
歯医者に行きました。
(歯医者の件は近々ブログに書きたいと思います)
長い処置が終わり、待合室に戻ると
私を迎えにきた旦那が誰かと電話していました。


車に乗り込み、

処置の話を機関銃のようにしゃべり始めた私

その話を遮る旦那。

「今さっき獣医から電話で細胞診の結果が出たと。
酷いIBDが続いたため、癌に移行していると言われた」

と言いました。




目が点になる私。
え?癌の可能性はかなり低いって、
みんな言ってたよね?
今まで原因不明だったのに
いきなり癌?
移行しているって、今は癌なの?なんなの?
でもエマはご飯食べるようになったよ?
私あんなに病院に行って薬も飲ませて
ずっと一緒に頑張ってきたのに、なんで?

エマ、苦いお薬を小さいお口に何度も入れられて

嫌な思いいっぱいしたのに。
ステロイドを服用して効果がなかったから
IBDではないって、医者が言ってたよね?
可愛い可愛いエマが癌だなんてうそでしょ?


怒り、悲しみ、後悔、絶望でいっぱいになり
車の中で大声で泣いた。
息ができないくらい涙が出た。



エマちゃん

ふわふわで可愛くて

ビビりで怒りんぼ

可愛い可愛い私のねこちゃん

 

癌じゃないよ、元気だよって

言われたかった



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膵炎はステロイドで治る。
IBDは治らないけどステロイドの効果がでる。
エマはまだ若く体力もあるから
飲み薬の抗がん剤を服用することになりました。



日本で服用したプレドニンの量は5mg
まったく効果はありませんでした。
アメリカの獣医師にはプレドニゾロンを処方され
毎日7.5mg飲み始めました。
今のところ嘔吐は完全に止まり、
一度に食べれるご飯の量が倍以上に増えました。


日本にも良い獣医師の方は
いっぱいいるんだと思います。
ただ、エマの嘔吐を真剣にとらえない獣医師が多かった。
やはり思っていた通り
アメリカの獣医師の知識はとても豊富でした。




全ての病が発覚してから
一週間ほどたつのですが
今でも受け止めきれません。

 

 

でもネガティブでい続けても

いいことなんて一つもない。

いつも以上に笑顔で

毛を剃られたエマのお腹にこっそりチューして

美味しいごはんあげて遊んであげます。

エマの前で泣かないって決めたから

一緒に投薬頑張ります!!!