ハネムーンの時に頂いたシャンパンをオレンジジュースで割って飲んでいる。
 FeistとBach in Brazilの音の間で揺れながら。
 
 ミモザは、昔好きではなかったお昼のお酒。
 軽いのでランチやブランチを楽しみながら奥様たちが一杯やるのに丁度いい。
 私は何の因果か奥様になってしまったので、ミモザを飲んでも差し支えない。
 
 でも私は夜に飲む。
 自分たちのアパートのリビングで。
 一人で。
 
 室井佑月のエッセイを読む。
 こんなに赤裸々な人もいる。
 ちょっとだけ元気が出る。

 今日は家から一歩も出なかった。
 でもいいのだ。
 雨だったのだから。
 
 オレンジに混じったシャンパンが血管を駆け巡る。
 正体不明の「金曜日」に胸が躍る日々。