あぁあ。
とうとう始まった。本格的に。
始まりかけていたのだけれど
私がついつい戻ってたのだ。


しかし。
もう避けられない。

娘と私のお宮分け。
これは私の恩人であり友人である
ちゃみさんの子育ての記事。
この記事とその中の  母と娘、お宮を分かつ
今まで何度読み返したか分からない。
 


娘に嫌われたくない。
異常にその気持ちが強かった。
強すぎた。罪悪感まみれ。



娘が小さな頃家庭内がめちゃくちゃで。
その上私のアトピーが酷くなり
何度か数ヶ月寝たきりになったり
婚家から実家に帰っていた事も
一回や二回じゃなかった。
  

実家に帰っていた時
娘を連れて帰れた事も
あるけれど夫が娘には
 

「幼稚園があるやろ」
「小学校があるやろ」


とかの理由で娘を頑なに手元に置き
私はただひたすら実家で血と体液の
滲み出るアトピーが全身に出た姿で
横たわるしかなかった時もあった。   

 
今なら分かる。
アトピーがそこまで酷く出た理由。
そこまで酷くならなければ私は
休めなかった。
とにかく私を休ませる為に
アトピーが守ってくれたんだ。
 でも当時は


どうしてこんな身体なんだろう。
どうして幼い娘を守れないのか。
母親なのに。
自分を呪い周りを呪っていた。


その頃はステロイドを使う事を
頑なに拒否していた為自然治癒力により
治るのを待つしかない。
少量の栄養を取り寝ているしかなかった。
でも。今なら分かる。


寝ていられるって実は
周りからの愛なんだ。
 

夫に娘を取り上げられた様に感じ
自分の身体を呪い夫を呪っていたけれど
実はその間夫が忙しい仕事の間をぬって
何とかやり繰りして娘の面倒を
見てくれていた。



実母は寝ている私に栄養価の高い
食事を作ってくれて孫の面倒も
見れる時には見てくれて
その上で仕事に行っていた。
 


そんな事に気づくまで10年かかった。



ないと思っていたものはそこにあった。
私には見えてなかっただけ。
いや、もっと正確に言えば
頑なに見ないようにしていた。


自分の見方ですべては変わる。


そして。


もう不幸におぼれていたくない。
頑なに被害者を握りしめていたくない。
人のせいにするのは楽だが
その世界にとどまる事は
私にとってちっとも幸せじゃない。
そこから私の心の旅がようやく
始まった。


そしていつも私の気づきを
うながしてくれるのは必ず娘なのだ。








長い文章お読みくださり
ありがとうございました。