明日からもう4月。

なので、3月の出来事を大急ぎでまとめます。

 

 

・・・の前に、

今日阪神でデビューしたクロウエアがまさかのデビュー勝ち。

私にとって今年初勝利でした。

優勝おめでとうクラッカー

丸山騎手ならびに羽月厩舎の皆様、

有難うございました!

 

 

 

北海道での出資馬見学は、

1日目はノーザンファーム空港で3頭の見学、

2日目はノーザンファーム早来で1頭見学してきました。

 

どちらも大変お忙しい中見学させて頂きまして、

有難うございましたm(__)m

 

ノーザンファーム空港は、何度か見学したことがあります。

今回は、初めて見学にうかがったノーザンファーム早来でのことを

書きたいと思います。

 

早来では、エクスプレッサー(ジャッキーテーストの17)を見学しました。

たった1頭だけだったにもかかわらず、30分ほど滞在して

じっくりお話しをうかがうことができました。本当に感謝しています。

 

お聞きした内容を書き留めておきます。

 

エクスプレッサーは山内厩舎で育成されており、

昨日は、いつも調教に乗っていらっしゃる厩舎スタッフさんが対応して下さいました。

 

 

馬体重は490kg。前回の近況更新よりも2kg減少していました。

 

― このくらいの馬体重がこの馬の適正体重でしょうか?

 

「以前、497kgまで増えて太めだったが、少しずつ減ってきて現在は490kgくらいでほぼ変動がない。

通常、デビュー時にはこれからの成長分と、調教で絞れてくる分とで

今よりも少し減ったくらいの馬体重でのデビューとなる予定。

トレセンではレースに向けて仕上げているはずなので、

もしプラス体重でデビューしてきたら、

調教不十分な状態でデビューさせたんじゃないのかな、という判断になると思う」

 

―調教はどのくらいの時計を出していますか?

 

「終い14秒くらい、16-15-14で45秒台で乗っている。

特に今は終いを伸ばす調教をしている。

以前あった緩さは抜け、柔らかさは残っていて良くなってきた。

良い走りをするようになってきた。

 

緩かった時は出しても動かなかったが、

緩さが解消した今では、出した分だけしっかり反応してくれて、

終いまでしっかり反応してくれるようになった。

 

早来の坂路はかなりキツめなので、

トレセンと同じような時計(13や12)を出すような施設ではない。

これからも、出しても14秒を少し切るくらいまでの予定。

時計を詰めるよりも乗り込み量を増やしていきたい。

今は周回コース2周を1本だが、もっと周数を増やしたい。

その上で坂路のペースを上げていく予定。

今は16-15だが、15-14になってくると思う。

早来は13までは詰めていかない。

 

―この馬の乗り心地はいかがですか?

 

「乗っていて柔らかさがある。

元々可動域は広かったが、緩さのために走るための力がしっかり伝わりきれていなかった。

現在は、柔らかさや可動域の広さはそのままで芯が出てきて良い伸びが出てきた。

 

動画を観ればわかるが、

最初の頃はのめるように走っていたところから

少しずつ反応して伸びてくるという走りだった。

今は筋肉のパワーが出てきて良くなっている。

からだにはまだ余裕があり、これからもう一段階ギアを上げていくための下地はできている。

スピードが乗ってきて、良い手ごたえが出てきている。

 

ツアーで見ていたのなら、その当時よりも見違えて成長したと

違いがわかると思う」

 

―この馬の適正は?

 

「芝で、気性的には1800~2000の中距離がベストだろう。

気合が乗って動きがさらに良くなったときはマイルでも良いかも」

 

ー調教で乗られていて不安な点などありますか?

 

「調教後にハリや疲れによるだるさは見られず特に問題はない」

 

ーハリとかだるさとはどういうことなのですか?

 

「通常、調教後は筋肉がほぐれて柔らかい状態で戻ってくる。

それがいつもとはちがう硬さがあったりすると、ハリとか疲れが出たという言葉を使って

近況更新される。

 

調教後、乗って帰ってくるときの歩様から

馬の状態を感じ取ることも乗り役として大事な仕事。

例えば、坂路を登って帰ってくるときにダラッとしていたら、

疲れたのかな、とか・・・」

 

―入厩やデビューについての展望などはいかがですか?

 

「スクリーンヒーロー産駒で、母父カーネギーのサドラー血統という

欧州の重め遅めのタイプで晩成型。3歳過ぎてから本領を発揮する馬が多い。

6月にゲート試験、その後しがらきで乗り込んで10月頃府中デビュー予定か。

遅生まれなので、デビューは遅くなるだろう。

トレセンで助手に乗ってもらってみて、馬の雰囲気がどうかというジャッジでデビューが決まる。

ここでは、競走馬としてシフトしていくための土台作りをこれからもやっていく」

 

最後に馬に触りながら、

 

―大人しいですね。

 

「普段うるさいところはない。

強いて言えばちょっと口がうるさいのと、

コンクリートの上を常歩で歩かせようとするとチャカついてダクを踏んでしまう。

ハミを嫌がるというのではない。

口うるさいときは、人に遊んで欲しくてちょっかいをかけてくるとき。

精神的にまだ幼い。やんちゃな男の子という感じ」

 

首を触ったら体を大きく動かそうとしたので、首がウィークポイントなのかと

お聞きしたら、

 

「普段馬同士で首をかみ合ってじゃれて遊んでいるので、

首を触られたから、じゃれて遊んでも良いのかと勘違いしたみたいです」

とのこと。

 

 

1頭だけの見学で、こんなにしっかり対応して下さって、

北海道まで見学に訪れた甲斐がありました。

十分に満足しました。

 

エクスプレッサーがとても良い子だったので、

じっくりお話しをうかがうことができました。

(ヒトの話しや雰囲気を見ているように感じました)

 

 

以前から早来を絶賛する会員さんが多いように感じていましたが、

今回初めてうかがってみて納得しました。

普段その馬に乗って下さっているスタッフさんのお話しには非常に説得力があり、

なるほどと思うことが沢山ありました。

 

お忙しい中お手間をとらせてしまって申し訳ありませんでした。

有難うございました

 

 

 

 

今年は、早来育成の馬に

積極的に出資してみようか・・・( ..)φメモメモ