明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

年末に書いた記事を下書きで保存したままになっていました。

そのままUPさせて頂きます。

 

 

馬  馬  馬  馬  馬  ウサギ  馬  馬  馬  馬

 

 

 

 

 

数年前から懇意にして頂いている、

ご夫婦そろって競馬が大好きな方がいらっしゃいます。

 

元々はご主人が大の競馬好きで、

ある日、奥様を誘って競馬場へ行ったところ

奥様もすっかり馬の魅力にハマってしまったとか。

 

仕事の関係で、ご主人は週末はほとんど競馬場へいらっしゃれないので

中央競馬は奥様お一人で行かれるそうです。

 

馬を撮影するために一眼レフを購入し、

パドックで馬を撮影するのが彼女にとって一番の楽しみなのだと

ご主人からうかがいました。

 

奥様にはお目にかかったことはありませんでしたが、

きっと私と同じニオイがする方なのかなあと思っていました。

 

 

そんな奥様が一目惚れした馬が、ゴールドシップでした。

 

「ゴールドシップの応援のためなら僕を置いて一人で競馬場へ行っちゃうんですよ」

 

と、ご主人がこぼすくらいに大好きだったそうです。

 

 

 

 

今年の夏、ご主人にお会いした際に、

 

「一口馬主って、どんな感じですかねぇ?」

 

と私に尋ねられました。

 

 

 

おぉ~ついに一口馬主の世界へ

足を踏み入れることにされたのかしら・・・?

 

「ゴールドシップ産駒に出資しようかどうか迷っているんです」

 

奥様のために一口馬主になられるなんて、

何て奥様思いなのかしら~!と感心してしまいました。

 

 

ところが、お話しをうかがって

非常に衝撃を受けました。

 

奥様が、突然原因不明の難病に罹ってしまい

車椅子が欠かせない生活を送ることになったのだそうです。

 

何とか奥様を励ましたいと、

ゴールドシップ産駒への出資を考えているとのことでした。

 

でも奥様には、

 

「出資した馬がレース中に予後不良にでもなったら、

私もどうにかなってしまいそう・・・」

 

と言われてしまったのだとか。

 

思いもよらないことでした。

何とお声をかけたらよいものか、、、

全く言葉が思い浮かびませんでした。

 

 

 

有馬記念Dayの前日、出資馬の応援に中山へ行ってきました。

すると、内馬場で歴代の有馬記念優勝馬のゼッケンのレプリカとコースターを限定販売していました。

もちろん、ゴールドシップのゼッケンもあったので

奥様へ差し上げたいと思い、すぐに購入してご主人にお渡ししました。

 

 

 

数日後、家のインターホンが鳴り

ご主人がお見えになりました。

 

・・・と、思ったらドアの前に奥様が両手に杖を持って立っていました。

ほぼ寝たきりの状態とうかがっていたので、

本当に驚きました。

 

「どうしてもお礼を言いたくて」

と目に涙を一杯溜めて、ゼッケンのお礼をおっしって下さいました。

病気の影響で声を出すのもお辛そうでした。

 

外出して大丈夫なのかととても心配でしたが、

体調が良いときは、車椅子で出かけることもあるそうです。

 

ご主人の年末休暇が始まる29日に、

東京大賞典を観戦しようと大井競馬場の車椅子席を申し込もうとしたそうです。

でもあいにく満席で、席が取れなかったととても残念そうにお話しされていました。

 

 

大井競馬場には車椅子席は何席あるのだろうとHPを見たところ、

7席しかありませんでした(HPの画面上で数えたので、違っていたらすみません)。

・・・これは争奪戦ですね。

もう少し車椅子席が多ければ良いのに、と思いました。

 

 

 

奥様の夢は、

大好きなゴールドシップに会いに北海道へ行くことだそうです。

そのために一生懸命病気と闘っているそうです。

 

私もお力添えできることがあれば

是非力になりたいです。

 

 

1日も早くゴールドシップに会うことができますよう、

私も祈っています。