年末年始に少し時間ができたので、
徒然なるままに追加出資について考えていました
・・・・・・のはずが、
思わぬ方向へ向かってしまい、
色々書いていたら文章が長くなってしまいました。
そのため、今回は記事を2つに分けることにしました。
まあ、勝手な独り言ですので、
どなた様もまともに取り合わないで下さい。
出資馬を選ぶにあたり、
多くの方が注目されるのが血統・馬体・預託厩舎の3つでしょうか。
私は血統に関してはあまり深入りしないようにしてきました。
というのも、血統論について勉強し始めると
多分色々な意味で相当ハマってしまうと思うからです。
そうはいっても、競馬は”ブラッドスポーツ”だそうで、
競走馬の能力の3割は遺伝により受け継がれるそうですから・・・(ホントに??)。
それなら全く考慮に入れないのもよろしくないですね。
とりあえずウィキペディアで基本事項をさらってみました。
(ちゃんと調べるのは、実は初めてです)
読み進めていって、まず気になったのが
「血量」
という考え方。
(血統図の下にあるので、存在は知っていましたが
今まで特に気にもしていませんでした。)
「奇跡の血量(フィッツラックの18.75%理論)」についてですが、
たまたま走る馬にその数値を持つものが多かったというだけで、
18.75%が見られなければ走らないわけではありませんよね。
だってディープインパクトには、5代前までにクロスは全くありませんし・・・。
大体このパーセンテージの値の意味と、それらを足し算することの有意性が全く分かりません。
(そもそも血液について語るのならば、”量”よりも”質”の方でしょう?)
で、次に登場したのが、ファミリーナンバー(牝系)というもの。
前述のディープインパクトは2号族という
素晴らしい馬たちのグループに属しているようですね。
(名馬の近親には、名馬が少なくない・・・か?)
牝系といえば、その次にエックスファクターなるものが登場。
競走馬の能力に大きな影響を与える心臓の大きさは、
X染色体上にある遺伝子による伴性遺伝だそうです。
確かにX染色体をホモで持つメスは、
X染色体由来の遺伝子をオスの2倍持っているわけですから、
そのどちらかに心臓が大きくなる遺伝子をもっていれば
子の心臓が大きくなる確率は高いでしょうね。
でも、心臓を大きくする遺伝子は優性遺伝子なのでしょうか、
それとも劣性遺伝子なのでしょうか。
もし心臓を大きくする遺伝子が劣性遺伝子であれば、女の子の場合、
パパのX染色体由来の遺伝子として心臓を小さくする(もしくは大きくなることを抑制する)対立遺伝子が受け継がれた場合には、ママの遺伝子は発現しないわけで、Xファクター説自体がナンセンスのような気がします。
細かい疑問点はともかく、
要は、心臓のサイズとかX染色体上の遺伝子ばかりに注目するのには、疑問を感じるのです。
というのも、運動能力に関与する遺伝子は、常染色体上にもきっとあるはずだからです。
心臓が大きいだけで運動能力が高いと判断するのには無理があると感じます。
運動機能って他にも、
骨格の形状や骨格筋の質、
肺の働きや、
ヘモグロビンの酸素運搬能力とか、
細胞内へ送られた酸素の処理能力(ATP合成能力?)とか、
もっと色々なファクターが関係するのではないでしょうか?
(長くなってしまったので、つづく・・・。)