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私がコロナになった事で母も仕事に行けなくなり、ここ数日はずっと2人でチャトランの面倒を見ていた。

ジュリアンは母にベッタリの甘えん坊さんだからなのか、ストレスもあってなのか少し痩せてしまったから、それはそれで心配だった。


雪はあっという間に積もって行った。

自室から見えるベランダにも手すりにも雪が積もって行った。

「チャトラン、雪が降ってるよ、寒いねぇ」

チャトランは人生で何度目かの、

そしておそらく最期になるであろう雪の降る様子をじっと見て、またねんねした。


夜になると少し体調が優れないらしく、薬はダメ。チュールも嫌々と言う。


朝は元気だったのにな。寒さが堪えたかな…

1日の中でも体調の浮き沈みが激しい。

暖かくして、酸素室に入れてあげた。