2/13
チャトランの火葬の日。
その日はリモートにした。
仕事をしている私から見える範囲には、動かないだけで、ねんねしているチャトランがずっといた。
本当に寝てるだけなようにしか見えなかった。
仕事を終え、葬儀社の方が来る時間を待つ。
チャトランが虹の橋を渡ってから、どれだけ泣いて、抱っこして、お話をしたかな。
チャトランは抱っこが好きではなかったから、こんなに長時間抱っこが出来たのは初めてだったかもしれない。
初めてウチに来た日の小さいさら可愛らしさ。今でも覚えてる。
猫風邪で大変だった。くしゃみした鼻水飛ばして壁は汚れるし耳も臭かった。病院も連れていった。でも一度も嫌だと思わなかった。
片手でヒョイっとできて肩乗りできる子猫が、いつのまにか大きく重たい成猫になっていたこと。
ボールを投げると追いかけて口に咥えて持ってきた事。
紐遊びが好きで、ガルガル回っていた事。
キッチンが好きで、すぐ流し台に乗ってきたこと。
夏はピアノの上や玄関の石ので涼んでいたこと。
冬は私の布団の上の足の間で寝ていた事。
ご飯が好きなこと。
チャトランの好きなことや嫌いなことがたくさん出てきて、話しきれない、
たくさん愛おしい想い出があり過ぎる。
何もかもが愛おしい思い出過ぎて、お空に返す時までずっと抱っこして話しかけた。
でも、簡潔に表すなら。
「ウチに来てくれてありがとう。チャトランと過ごした14年間は間違いなく人生の中で幸せでした」