時代には流れがあって、
色々なものが
よりよく進化している。

昔、素晴らしいと思われたもの、
大切であろうと思われたもの、
それが、時代の流れと共に
変わっていくことはよくある。

そんな中で思うことがある。

それは、自分自身も、
時代の流れに合わせて
生きていくことが
大切だということ。



たとえば、ずっと昔は、
スポーツをする時は水を飲んじゃダメ、
なんて考えがあった。

学校の運動部などは、
練習中に水を飲むなどもってのほか、
根性で乾きに耐えながら
練習するのがいいとされていた。

けれど、今は、
水分を補給しながら練習をする方が
体にいいという認識が浸透し、
運動部もそうだし、
個人でスポーツをする人も、
水分補給には気を配っていると思う。



そういうふうに、
時代時代でいいとされるものは
変わってゆく。

かつて正しいとされていたもの、
素晴らしい、
大切だとされいたものも、

間違いが修正されたり、
もっと素晴らしいものに
発展していったり、

あらゆるものがよりよくなってゆく。

だから、
自分の生き方も変えていく必要が
出てくることがあると感じる。

なんでそんなこと
思ったのかというと、
自分の仕事について
考えたからなんだよね。



10年ヒプノセラピーをやってきて、
その10年の間に時代は確実に動いて、
人の精神的な成長や
自己回帰は加速していると思う。

ヒプノを始めた当時は
「癒し」という言葉が
頻繁に使われるようになった頃で、

人が本来の姿であることに
ブロックをかけているものを解き放つ、
まさに「癒し」が主体だったように思う。

けれど、8年目くらいからかなぁ、
なんか違うと感じるようになった。

自分がしていることに
違和感を感じ始め、
そんな思いをいだくようになってから、
セッションが減っていった。

前回のブログにも書いたけど、

「癒しを進めていくのはいいけれど、
 じゃあ、その先はどうすればいいの?
 具体的には
 どういうふうにすれば
 もっと素晴らしい人生を
 送れるようになるの?」

それが、
まさに私の心の声だった。

トラウマが、心の傷が、
ほら、あんなことが、
こんなことが、ってのが、
だんだん苦痛になってきたのだ。
もちろん、そういうプロセスは必要。
ただ、ひたすらそこに
フォーカスしていくのが
イヤになったのだ。

私の場合はね。
その次の何かをしたかった。



けれど、
その声を聞かないようにしていた。
今だからわかる(笑)

その声を聞いて受け入れてしまうと、
今まで自分がしてきたことを、
これから続けられなくなってしまうからだ。

これをしていれば、
うまくいくんだから、
豊かでいられるんだから、
そんな過去の栄光(笑)に
しがみつく自分がいた ( ̄▽ ̄)

確実に時代が
動いていることを感じていた。

でも、それに合わせてしまうと、
今までの自分じゃ通用しなくなる、
そんな焦りがあったんだよね、きっと。



じゃあ、新しいものを
学んで取り入れればいいじゃん、
ってことになるけど、
私にはピンと来るものが
まったくなかったのね。

頭で考えれば、
あれがいいんじゃない?
これがいいんじゃない?
ってのは、
わんさかあったんだけど、

どうもピンと来ない。
ピンと来ないと動けない、
動きたくない。

いつか、
ヒプノに出会った時のように、
ワクワクして、
いてもたってもいられなくて、
どうしてもこれがやりたい!
そう思えるものに出会いたい、

そう思い続けていた。



セラピストを休業して、
パートに出たり専業主婦したり、
またセラピストに復帰したり、
その間に写真やウェブの仕事が
いただけるようになって、
そっちをやりながら、
私はいつも「何か」を欲していた。

そして、気づいたのが、
昔の自分の栄華に(笑)
執着している自分だった。

昔の自分のように
なろうとしていたみたいなんだよね、
ずっと。

ほれ、モデルケースがあると
イメージが描きやすいし、
うまくいってた体験があるから、
またそういうふうになろう、って。



でも、今の私は昔の私じゃないし、
時代も10年前とは全然違うし、
かつてそこにあった何かじゃなく、
まだ見ぬ何かになってもいいのかなと。

まだ見ぬ何かって言っても、
肩書きのある何かではなく、
どう在るか、それが大切なのであって、
どう在るかが確立されると、
自然にその自分が引き寄せるものに
出会えるんだと、最近は思うよね。



だから、
何かになろうとするのをやめました。

どう在るかに心砕くようにしました。

そして、こう在りたいと
願う姿でいるために
惜しみなく力注ごうと決めたのね。

これから社会とどう関わり、
人のためにどんなことができるのか、
それを感じていこうと決めたのね。

そんな中で
心惹かれることに触れて表現しながら。

時代の流れに
やっと乗っかった私なのでした。



ここ最近、
なんか、あ、あ、あ、と気づくことが多く、

そして、
そんな自分の内面の変化を
加速させる人や
ブログやサイトとの出会いが多く、
本当にありがたい限りです。



さー、行こうっと。
こっから始まる世界へ。