そもそも、
この方の小説は、
苦手だったのですよ。
それはもう、大ヒット作、
「ノルウェイの森」を
読んで以来。
ハタチくらいだと思うから、
かれこれ30年くらい・・？
「こういう世界はワタシにはわからんし好きくない。」
と、思ってた。
ところが、最近になって、
まあ、こういう心境になってきたこともあり、
自分の中のいろんな感覚が、
若い頃とは、明らかに変わってきてるのだな・・と
感じたことから、
何気に、
じゃあ、話題のコレでも、
読んでみようかいな？
と、思ったのであります。
村上春樹著「騎士団長殺し」
〜顕れるイデア編」
〜還ろうメタファー編
先日、読了。
で、
昔は苦手だった、村上作品。
読んでどうだったのかというと。
なんというか、
面白かったとか、ためになったとか、
どういうところが良かったとか、
あんまり考えたり言語化したくない・笑。
でもとにかく、良かった。
一つ言えるのは、
大人になって、物心ついてからは、
本って、何かを得るもの・・という
意識でいたように思うのだけど、
「騎士団長殺し」を読んでる時は、
そういう感覚がなかった。
あったのは、
小さい頃、役に立つとか立たないとか、
そんなこと考えずに、夢中で本の世界に
のめり込んでいた頃の、あの感覚。
外側に何かを取りにいくのではなく、
自分の内側の、懐かしいところに、
静かに着地していくような・・。
そしてそれは、ずいぶんと、
心地良く、安心な感覚でした。
好きなものも、変わっていく・・。
だからこそ、
過去にならって決めつけることなく、
ココロが動いたり、
なぜか気になるもの・・には、
いつもハートを開いていたいなと
思いました。
なんだか新しい回路？が
開いた感じ・笑。
そんなわけで、
50代にして、初めて村上作品にハマりました。
これも一つのアラフィフデビュー・・？
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