私の可愛い由真由真ゲーム♥

                 By  石井長官。


    昨日の私も忙しい。今日の私も忙しい。ついでに明日も、明後日も・・そう、私こと石井  久は、毎日が激務だ。

     私の任務は、『極秘に民間人を妖魔の脅威から守ること』である。職業・特殊機動隊・・

     国防軍や警察組織の人たちと違って、『戦4上等』の我々に、戸籍はない。もとより、みなしごたちを集めて訓練を受けさせ、一人前のソルジャーに育てるのだ。まっ・・それは置いといて・・


    今夜も遅くに帰還した。

「お帰りなさーい♥」

    玄関まで駆けつけた恋人・山田由真ちゃんは、今日も可愛い。某少年マンガの『珠◯さま』じゃないけど、由真は毎日可愛いらしい。って、私は愈史◯か?

「やー、由真・・今日も妖魔退治がんばったよ♥」

「おケガありません?無理はしないでくださいね。あなたが倒れたら、組織が潰れてしまいます・・」

「大丈夫、私も米国前大統領・Tの様に、簡単にくたばらない。今日も、アンサツ未遂で済んだ。」

    宇宙一妖魔から恨まれる私は、今日も爆弾仕込まれた自動車から、奇跡?の生還を遂げたのだ。

「!?」

    由真は一瞬、眉をしかめた。

「アンサツ未遂で良かったですぅ・・」

    次の瞬間、私に抱きついた。

「4なないでくださいね・・お願いします・・」

    ・・・嫌われ鬼長官は、かように毎日がハードなのだ。もちろん、私もそのつもりだ。明日も4なない。


    可愛い由真をお姫さま抱っこして、キッチンへGO。今日の夜食は、作り置きの肉じゃがだ。北海道十勝の、百姓貴族的知り合いから、新しいじゃがいもが郵送されたのだ。ブラボー!!

「秋には新じゃがに、鮭もまるっと貰える手はずだから・・そのときは、石狩鍋食べような♥」

   どうでもいいことだが、私は料理が得意である。逆に、由真は家事も料理も、からきしダメで・・冷暖房完備のマンションじゃないと、この子は速攻で倒れそうだ。なんて貧弱・・

   世の中のだめんずは、由真みたいな家事能力ない人を『寄生虫』とか言うけれど、そう言うヴァカに限って、些細な家事もできない。つか、同居人に文句言う暇あれば、てめぇで片付けろ!!・・で、ある。


「あの・・晩酌にお付き合いしますね♥」

「ビール苦手だろう?いつもの桃チューハイで、乾杯しようか?」

    ああ、レンチンした肉じゃがと、可愛い由真の笑顔・・これがあるから、生きていける。

     リア充上等!!これからも、がんばるよ。


     ・・・以上、鬼長官石井がお送りしました♥