ご機嫌斜めのマイハニー♥By石井( ≧Д≦)
言い訳しても良いですか?で、石井です。
由真と出会ったのは、私が26歳の終わり頃。当時の彼女は18歳の終わり頃・・・私たちは9つ歳が離れている。どうでもいい知識だが、我々の属する特殊機動隊の創立記念日が、『4月20日』であることから、戸籍も人権もない我々隊員たちの誕生日も、無理やりこの日に制定されている。
「石井さま!!モテ男チェックしませんか?」
日付けが変わった直後のあるとき、可愛い由真から懇願されて、けんけんTVを強制視聴&否応無しにモテ男チェックをやらされた。
作者・くまそえみしの家のPCの前に座らされた私は、仮面のデバンカー・アヤサトケンジン(通称けんけん先生)の考案?した、15項目ある質問に答えるハメに・・
で、統計に基づき作られた、けんけん先生のモテ男チェック第1から、誰もが想定外の項目が出てきた。
『自分の年齢よりも抱いた女性の数が多い』
この身も蓋も容赦もない項目に、身体が瞬時に硬直した。で、ぎこちない態度が由真に即バレして、このチェックにマルをせざる終えないハメに・・いや、仮にマルを付けなくても、由真からの尋問は免れなかっただろう。
この ダメージに追い打ちをかけるように、『第5項目・24時間以内に2人以上女性と関係を持ったことがある』と、きやがったものだから、由真のジェラシーストームがさらに倍増した。( ≧Д≦)
隣りに居たくまそえみしも、目で、「石井ちゃん、アウトー!!」て言いたそうにしていたし・・
第14項目の『仕事できるアピールを女性にしたことがある』なんか、もうどうでも良くなった。(常日頃から、由真にも部下たちにも、私は、仕事ができるアピールをしまくっているので・・)
個人的に地獄のモテ男チェック15項目が終了した直後、嫉妬にかられた由真から、恐怖の羽根枕で100回ポフポフの刑に処された。痛くないけど、地味にハートへダメージのダイレクトアタックが、超炸裂!!
「石井さま!!まだ33歳のあなたが、実年齢以上のおねーさんたちと、たくさん叡智したなんて!!むきぃー!!」
うまく誤魔化せない私も悪かった。(挙動不審から一発でバレたけど・・)迫りくる羽根枕に痛めつけられながら、必死に弁解。
「待て、由真!!すべてお前と出会う前のヤサグレエピソードだ!!特定の彼女が居なかった過去に、九州ブロックで遊んじゃっただけ!!それに北海道ブロックで次官やっていた頃から、おねーさんズとはぜんぜん遊んでいないからっ!!」
「それでもやっぱりムカつきます!!」
「落ち着いて、今後も浮気はしないから!!」
「理由は分からないけど、なーんか悔しいっ!!あと100回は枕ポフポフしまーす!!」
「ひぃ~やぁあああ!!」
・・・思えば、26歳の終わりに由真と出会って、なんだかんだで6年間、共に過ごして来た。北海道ブロックでの次官時代で3年間。長官職に付いて3年間・・とある夜、由真から『石井さまが好きでした』と告白されて、嬉しくてつい彼女を押し倒した私は、やはりセクハラ長官だろうか?
だけど、北海道ブロックの頃から由真に恋していた私とて、この叡智な過去は変えられない。こればかりは、仕方ない。ごめん・・・
「ぴえーん!!頭では理解できても、やっぱり感情が追いつきませーん!!ぴえーん!!」
「分かった、次の週末ケーキバイキング連れて行ってあげる!!だから、泣かないで!!」
めちゃくちゃ深夜の東京で、私は身も蓋もなく、ただひたすらに由真に謝り続けたのだった・・
最後に一言・・「おのれ〜、アヤサトケンジンめぇ~!!」
恨み節炸裂のまま次回へ続く?

