2021年…正倉院展 | emitandyのお城、古墳・歴史大好きブログ

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こんにちは!

奈良市の東大寺の近くにある宝庫「正倉院」では
奈良時代(710年〜784年)の聖武天皇ゆかりの品など、宝物役9000件が守り伝えられてきていています。今年「第73回正倉院展」が10月30日から11月15日まで奈良国立博物館で開催されています。
私たちは初日に行ってきました。

昨年と同様でコロナ禍もあり、
チケットは前売りだけで当日券の発行はなかったです。初日の10月30日の11時の部に行ってきました。
検温及び手指の消毒をしてからの入場です。





今年は55展が出店だそうです。



ポスターにもあるように
こちらがメインの一つです。

「漆金薄絵盤」うるしきんはくえのばん
 お香の台だそうです。

法要で仏様に備えてお香を焚くための台で
蓮の花をかたどっており、32枚ある蓮の花びらは
木製。

花びら一枚一枚に絵が描いてあり、
花や鳥、極楽浄土にいるとされる想像上の生き物、迦陵頻伽(上半身が人で下半身が鳥の仏教における
想像上の生き物)などが、赤や緑、紫、金などの鮮やかな色で描かれていました。

わたしが今年のメインにしていたのが、
パンフレットにもなっている


この「螺鈿紫檀阮咸」
(らでんしたんのげんかん)

◎阮咸(げんかん)
中国晋の時代の「竹林七賢」の1人、阮咸(げんかん)という人がこの楽器をあいようしたので、その名で呼ばれるようになりました。
弦楽器の一つで、円形または八角形の胴に
長い竿をつけ、4弦またら5弦を張り、棹上に十数個の柱をたてたもの。管弦に同じ

薄く切った貝殻を使った細工を「螺鈿」といい、その技法で胴の背面に、花や鳥の絵を表現されています。

鳥のインコが表現されているのですの、
とてもきれいでした。
また、端から端までみごとに螺鈿が
組み込まれているので、なんともいつまでもみていて飽きない表現で、1200年以上も前に作られたものとは到底思えない、輝きをしていました。

他にもありましたが、
主人と驚嘆したものは、当時の筆です。
主に筆はたぬきやうさぎの動物の毛を使っていて
今で言う筆ペンの様になっているものもありました。今回は当時用いられた墨もあったのですが、
716年に制作されたとわかっているとのも
この度は出店されていました。

昨年と同様に当日券は無く、
前売りだけで、時間ごとに区切られているので
一昨年よりは空いていたものの、
メインである出店には人が沢山いたし、
昨年よりは人との距離が近くなってしまって
いる様に感じました。

来年はどの様な形になるかは
わかりませんが、また、どの様なものが
出展されるかはわかりませんが、
また、楽しみ💕にしたいと
思いました。