予定通り7時に目覚ましが鳴る。
障子越しに明るい光を感じる。今日もいい天気のようだ。
いつもなら「あと5分…」と言いたいところだけど、今日はやるべきことがあるので起き上がる。
体が、だるい。
左脇に体温計をさす。予想は37.0。
リュープリン1回目の翌日、自分が自覚している副反応は次の通りだった。
【リュープリン1回目の副反応】
ほてり〇
熱感〇
のぼせ×
肩こり〇
頭痛△
不眠×
めまい×
発汗△
関節の痛み〇
骨の痛み×
吐き気×
〇は常にあり、△は時々現れる。
ネットの情報を見ていると1回目はそれほどきつい症状はなく、2回目からつらい症状が出る人が多いらしい。
私は肩から首にかけて肩こりがひどく、熱があるような状態。
肩こりからくる軽い頭痛もあったけどこの程度なら耐えらそうだなと思った。
ピピピピッ。
「36.2」
平熱だ。おかしいなぁ。これ風邪の初期症状みたいだけど、特に喉が痛いとか鼻水が出るとか悪寒もないし、むしろ火照っている感じだからこれが副反応なんだろうな、と思った。
とりあえず、準備を始めないと。
ヘアバンドで前髪を上げ洗顔し保湿。
コンタクトを付け、ついでに歯磨きをする。
180ccの白湯をコップに注ぎ、テーブルにお薬スタンバイ。
今日はボンビバを飲む日だ。
なんてことはない。ただお薬を飲むだけなんだけど、初めて飲む少し特殊なお薬。
失敗は許されない、と思って再度ケースに書かれている説明を確認する。
「この白湯で飲んで、60分間は横にならない。水以外の飲食禁止」
よし!
実際、飲み忘れても、「気づいた日の翌日にのんでください。次からはこの飲んだ日の1か月ごとにのんでください」と書いてあったので大丈夫みたい。
特殊ケースからボンビバを取り出す。
白湯を一口飲み、ボンビバを口に入れごくごくと飲み干した。
はぁ……なんだかこんな日に限ってお腹が空いている。
あと60分の我慢。
体調があまりよくないので、ソファに寝っ転がりたい。
あと30分の我慢。
あ、そうだ、朝食作らないとね。
すぐ食べられるように用意しとこう。
大体いつも朝は時間がなく、バナナとヨーグルトで簡単に済ませてしまっていたけど、骨量を増やすため、カルシウムやビタミンD、ビタミンKを積極的に摂った方がいいらしい。下記がその代表例だ。
・カルシウムを多く含む食品
牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・小松菜・チンゲン菜・大豆食品など
・ビタミンDを多く含む食品
サケ・うなぎ・さんま・ヒラメ・イサキ・干ししいたけ・きくらげなど
・ビタミンKを多く含む食品
たまご・納豆・ほうれん草・小松菜・ニラ・ブロッコリー・わかめ・のりなど
なるほど。
サケは食べるけど、ビタミンKをあまり摂れていないかもしれない……。
とりあえず、ちょうど昨晩の豆腐と小松菜としいたけのお味噌汁が残っていて、「これがもし干ししいたけだったら完璧だったのに」と思いながらあっためる。
あとオートミールをチーズリゾット風にして朝食は完成。
ビタミンDが不足してるけど、仕方ない。あとで薬で補おう。
60分経ったのを見計らって、いただきます。
ゆっくり噛んで食べる。栄養がちゃんと体の隅々までいきわたるように。
自分の体の状態を知って骨年齢が60歳以上とわかった今、改善すべき点が明確に見つかったのはちょっとありがたい。
面倒くさがりで朝弱い私は、朝食をしっかり食べてこなかった。
その分、昼と夜で挽回していたつもりだけど、正直限界があるからね。
今から、ここから改善していけばいい。
そう。誰かが言っていた。
何を始めるにも遅いということはない。
思い立った今が一番若いのだから、そこから始めればいい、と。
全てが当てはまるとは思わないけど、この前向きな感じがとても好きだ。
まずは簡単な事から。
干ししいたけを買う事からはじめよう。
