本日のケアも終了!



午前中に往復する距離じゃないんだけどね



今日の母は、病気発覚前と同じだった



ものすごーく元気



明日デパートへお出かけするのも理由の一つ

あと、夏休み中にの娘の舞台も

行く気満々

新宿だから遠いけど、やれないことはない

元々お出かけ大好きばあさんだし!



やる気が湧かなかったあの頃とは、

意識が変わった



おそらく、おそらくだけど…

癌であることを受け入れたんだと思う



母は、

癌(病気)になったら人間としての価値なし

という極端な理想主義者



だから、癌であることに対して

なんで私が!?

という気持ちではなく、

もう生きる価値がない…終わった…

という感覚

実際、そういう発言ばかりだった



今は、

癌になってもやれることはある!

ただ生きてるだけ、

ただそこに存在しているだけで、

延命する意味があるのか?

ということに向き合えるようになった

答えは、NO



生きてるだけじゃ意味がない

死ぬのが怖いだけなら私は助けたくない

って、私は何度も言ったよねキョロキョロ

綺麗事なんか絶対言わない私だから、

ズバズバと本当の気持ちを吐き出してる

それで、もう死ぬ!って選ぶなら、

私の人生じゃないからどうぞ…

不本意だけど、仕方ない



生きる気力が本人に無ければ、

医者が何したって治りはしない

私が何したって意味はない



癌である自分が何をしたいかをきちんと考え

楽しみたいって思った

それ、普通のことなんだけど、

それさえも望んじゃいけないんだ…

って、母は勝手に思い込んでたんだよね



自分自身の可能性を摘み取っても、

何も変わらないのに…



癌だから…じゃなくて、

もう充分だから…じゃなくて、

やれることはまだあるのに、

どうせ…って自ら蓋をしたら、

何も見えなくなっちゃうよ



あの時、母は生きる屍だった

そんな母を見るのが辛かった

悲しくて苦しくて…



何もしたくないで生きてるなら、

死んでるのと同じじゃん!

生きようとしないでよ!

って何度も言ったひどい娘



でもね、それって、大事なことだと思う

絶対に向き合うべきなのは、

病気になった張本人

自分でしか道は開けない

目を逸らしたって、何も変わらない

むしろ、癌は悪化する



癌だらけでも生きられるんだ!ってことを、

見せつけてやりたいんだよ

どーだ!すげーだろ!ってね

すげーだろ!の先に、

こんな活き活き楽しそうに生きていた

っていう事実を残したい



いずれ死は来る誰にだってね

1番可能性が高いのは母だけど、

それでも、どうなるかなんでわからない



自分の体を愛してあげないと…

こんな体にしたのは、あなたなんだから…

その体に責任を持って、

全力で生き抜かないと!