数年前から水泳教室を行っているプールの職員さんが本当に温かい方ばかりです。
水なれや低学年の練習は、幼児プールで行っています。
夏になれば、地元の子ども達も放課後遊びに来て、かなり賑わっています。
職員さんは、生徒の障害を理解してくれているので、
「先生、遊ぶ子が入っても大丈夫ですか?」
と気を遣っていただくこともあります。
「もちろん、大丈夫です!」
と応え、同じ空間で遊ぶ子と教室の子が混ざり合うことになります。
遊ぶ子は、始めはダイナミックに遊んだり、キャーキャー盛り上がりますが、次第に教室の雰囲気を察して、水しぶきが上がりにくい遊びをしてくれたり、すべり台が怖い生徒には「楽しいよ!」と言わんばかりに繰り返し滑ってみせてくれます。
潜ることができない子には、決してバカにしたりせず、応援してくれたり、拍手してくれることもあります。
みんながみんな神対応な訳ではありませんが、意地悪な態度をとられたことは一度もありません。
夏休み、幼児プールにはスライダーがあるので、遊びに来る子が増えます。利用を制限するわけにいかないので、この期間だけ25mプールで練習する子もいます。
その中の一人がたまたま休みがちだったある日、職員さんがわざわざ私のところに来て、
「もしかして、幼児プールじゃないからですか?」
と心配そうに尋ねてきました。
確かに体調が悪い日もありましたが、家族とのお出かけなど、本当に偶然だったので、私も驚くと同時に職員さんが生徒ひとりひとりを気に掛けてくれていることに嬉しくなりました。
協会を立ち上げ、行政に働きかけてもなかなか進展しない今日、変わらないことに不満を言うのではなく、理解ある人の輪が大きくなっている現実をありがたく受け止められれば十分だなぁと感じた出来事でした。