Netflixで韓流ドラマ「ある日」ってのを今視てるのですよ。
キム・スヒョンさん主演のやつ。
大学生が20代の女性を暴行の末滅多刺しにして殺害した。その裁判をドラマになるとしているのですけど…
まぁ暴力シーンとか凄いんです。拘置所?韓国は懲役囚も未決囚も一緒くたに収監するのですね。その中でひ弱な大学生はイジメの対象です。
刑務官もすごく暴力振るうんですけど。根性焼きとかまぁ日常茶飯事で、何で刑務所の中でタバコとか吸えるのかほんとに謎ですが。
これはドラマだから現実は勿論違うとは思いますけど…
で、大学生には合意の上での性交は記憶にあるけど殺害した記憶が欠落している。普段から小心者でそんな殺人なんてできる性格にはない。
しかし性交する前に彼女からドラッグを差し出され好奇心や、その場の雰囲気で流させて受け取ってしまう。これが影響して殺人まで行ってしまうのか?
兎に角、状況証拠は揃いすぎてる。
あとは自白があれば完璧な状況。
収監先での暴行や、担当刑事の心理的圧力に精神はガンガン削られていく。
自分は殺してないという信念だけが支え。担当検事はこれだけ状況証拠であれば無理矢理にでも自白を取れと刑事をけしかける。
で、まだ途中までしか視てはいないのですけどこの検察官がとっても違和感があって…
検察官になるということは学生時代によほど勉強しないとなれません。
勿論法律を全て網羅しないと大変な事になるから当然です。
しかしそれだけで本当に検察官になっていいのだろうか?ととても疑問が出てきました。
証拠を吟味してその状況をキチンと確認して起訴する。それはとても大切な事です。でも現状起訴されると95%以上有罪が確定する世の中です。
本当に罪を犯しているのならそれは当然償わなくてはいけません。
しかし無罪の可能性が少しでもある場合は十分に吟味しないといけないと思うのですよ。
しかし日本などでは検察官の担当する事件は数が多すぎて本当に隅々まで吟味ができているかといえばそうではないのが実情。
そして検察官は学生から社会人経験なく研修のみでなるのはどうなのかなぁと思ってしまいます。
日本の場合は司法修習の成績が上から裁判官、検察官、弁護士などになるようで、勉強は優秀。
けれど勉強だけができるだけで人の一生を左右するような検察官などになっていいものなのか?
被害者や、被害者の親族などの気持ちを考えれば本当に罪を犯している場合は極刑を望むのも勿論わかりますし、自分がその立場になればそうしてほしいと思います。
しかしもし、それが検察官の思い込みや、自分の価値観での物の見方によるものなら?と考えると怖いですね。
韓国のドラマに出てくる検察官の多くは自分の手柄のためとか面倒くさいとかの理由でこいつを犯人にしておけ的な行動を取る輩が多い。中には日本のドラマヒーローのように熱血検察官も出てきますがそういうのは稀なんでしょうね。
勉強だけではなく人間性も兼ね備えた人を育成するのがこれからの社会では必要ではないかと思いますね。
このドラマ本当に暗くてキム・スヒョンさんが主演じゃなかったら絶対に見ないですけど。
まぁだからキム・スヒョンさんを追い詰める検察官の女優が憎たらしくて違和感バリバリになったのかもしれないのですけど。
だけど検察官やるなら人間性までもとは言わないけどせめて自分の価値観で図ることなく視野を広げた物の考え方をしてほしいものだと思いました。
学校のイジメ加害者にはあれだけ寛大なのにとも思いましたね。日本の社会はやっぱり歪なんですねきっと。
安倍元首相暗殺犯を英雄視している輩がいるくらいだから。
怖い世界だなぁ。
思考が良くまとってませんね😥