基づかされるものから成り立たされるか、成り立たされるものから基づかされるか。 | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

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世界とは、貴方について書かれた書物である。

あなたは、自分が基づかされているものから成り立たされていることを知っている。

自分が基づかされるものを通して、あなたは、この世界に成り立たされているのである。

 

しかし、自分が成り立たされているものであることに注目するならば、あなたは、自分が成り立たされているものから、基づかされているということがいえよう。

 
ただし、自分が成り立たされているものから基づかされるのと、自分が基づかされているものから成り立たされている、というのは、同じことではない。
 
基づかされるものとは、原理、法則というべきであり、それは自分が成り立たされているものに先んじてある、と考えるのが、通常の考え方であろう。
 
しかし、成り立たされているものから基づかされているというとき、それは、成り立たされている現実に重きを置いたものなのだ。
 
今生きているこの現実から、自分は生きられているのである。
 
すなわち、ここには理念と現実の対立があるのだ。
 
理念で現実を考えるか、それとも現実そのものから現実を形作っているものを考えるかなのである。
 
ただし、理念であるものは、もともと現実から生まれたのである。
 
そして、現実もまた、新たな理念を作り出しているのである。
 
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よろしかったら、ぜひ一度手に取ってみてください。
 

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