火の言葉
その4 あなたの内なる火であるものを通して、外なる火であるものから生きられる
内なる火であるものは、もとからなるあなたが、主なるあなたから生きられることを示す、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、あなたが主なるものから生きられることを理解する。
内なる火であるものは、主なるあなたが、もとからなるあなたを生きることを示す、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、主なるものが、あなたを生きることを理解する。
内なる火であるものは、外なる火を通して、主なるあなたを明らかにする、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、外なる火が、主なるものをあらわしていることを理解する。
内なる火であるものは、主なるあなたを通して、外なる火を明らかにする、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、主なるものが、外なる火であるものにあらわれていることを理解する。
内なる火であるものは、外なる火が、元からなるあなたを生きることを明らかにする、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、外なる火が、あなたから崇め守られるべきものであることを理解する。
内なる火であるものは、もとからなるあなたを通して、外なる火を明らかにする、とあなたは聞いた。
あなたは、内なる火であるものを通して、あなたが、外なる火であるものを崇め守るべきことを理解する。
かくして、あなたは、あなたの主なるもののために祭壇を設ける。
この具体的なものを通して、あなたは、あなたの主なるものを崇め、奉仕するようになるのである。
(続き)
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7月1日、アマゾンにて、中世キリスト教神学にインスパイアされた哲学詩「人間の神学」(電子書籍、キンドル版)を刊行しました。
(第13章より抜粋)
同じように、あなたが他者に求めるものは、すでに他者から生きられているものである。
他者が、すでに他者自身であるものに生きられていることに気づくことで、あなたは、あなた自身から、あなたの他者を解き放つのである。
すなわち、あなたの他者に、なにものにも替えられることのない、固有の自分であるものに息づかされることを求めるのではなく、
あなたの他者が、すでになにものにも替えられることのない、固有の自分であるものに息づかされていることに気づくことで、
あなたの他者を、なにものにも替えられることのない、固有の自分であるものに息づかせることができるであろう。

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<内容紹介>
中世ヨーロッパ神学に着想を得て、人間の信念について問いかける哲学詩。
序章 魂の入れ物である体を通して生きられている
第1章 否むことのできないところから立ちあがる(聖アンセルムス)
第2章 自分に基づくものだけを生きる(アベラルドゥス)
第3章 自分自身から直に生きられる(ルター)
第4章 一にして多である自分(ティエリー)
第5章 自分を育むために他者の存在がある(聖ボナウェントゥラ)
第6章 信じるものが自分を支えている(聖ベルナルドゥス)
第7章 共有できるものを生き合う(トマス・アクィナス)
第8章 具体的なものが、具体的な自分と他者を創る(サン・ヴィクトール学派)
第9章 反対のものからも、また創られる(クザーヌス)
第10章 他の誰でもない、自分であるものを生きる(ウィリアム・オッカム)
第11章 他者から生きられている自分を生きる(エリウゲナ)
第12章 互いは結ばれ合っている(ドゥンス・スコトゥス)
第13章 すでに生きられているものであることに気づく(エックハルト)
第14章 この世界はいかにも美しい(聖フランチェスコ)
終章 人間共通のものを通して、自分を超えた自分であるものと巡り合う
※ブログに掲載のものを元にしていますが、さらに思索を深め、進化を遂げたものになっています。
その他の著作品を、アマゾン・キンドルストア、または、自著専門サイト「イリエノコ出版 」よりご案内しております。
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神はいるか、いないか。これはとてもナンセンスな議論だったと思い返されます。有神論も無神論もありません。強いて言うなら、自分の外の神を認めるか、内に神を認めるかの違いです。神とは、じつは人間の深部のことであり、神学とは、人間の神性ともいうべきものを問うものだと確信しています。ここから、自分独自の神学ともいうべきものが展開されます。
「内的音韻の探究」は、さらに人類の深層に入ってゆきます。どうぞ、ご期待ください。