第26回 あなたの他者も、あなたから生きられたものを生きている | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

 互いは、互いから生きられているもの、創造されたもの、自分自身であるものを生き合っている。




 あなたが他者を通して、あなたであるものを生きているように、他者もまた、あなたを通して自分自身であるものを生きている、このことに思いをいたそうと思います。




 互いは無縁ではいられません。あなたが他者から影響を受けているように、他者もまたあなたから影響を受けているのです。




 そして、これはとてもあなたは受け入れがたいと感じるかもしれないけど、あなたが関わる誰かが犯した間違いは、あなたとまったく無関係ではありません。




 あなたは、自分にどんなかかわりがあるだろうと思うでしょうが、直接ではないが、間接的にすべての人は互いの行動に関与しているのです。その意味で、関係があり、関係があるから責任もあります。




 たった今世界で起こっていることに、あなたは無関係ではいられないということです。




 他人事ととらえず、自分自身のことして考えなくてはなりません。







 また、もしあなたがかかわる誰かを変えたいとします。




 そうしたら、あなたは、まずあなたの他者に対するかかわりかたを変えることをお勧めします。




 他者はあなたからの関わり方が変わったことに応じて、あなたに対するかかわり方を変えて、あなたにかかわるでしょう。それは、あなたの関わり方をまねたものかもしれません。




 また、あなたの他者に対する関わり方を変えたいとしたなら、あなたがかかわられたいと思っている他者と交わることが近道でしょう。




 あなたは、あなたがかかわられたように、他者にかかわるようになるからです。




 このように、あなたが自ら他者の創造者になることで、あなたのかかわる他者から、よりあなたであるものに創造され、また、自分が創造者になるために、自分の創造者となる他者を求めているのです。




 また、自分が他者から創造されたように、自分が他者を創造し、自分が他者を創造したように、他者から自分が創造されるのだともいえます。




 それをどこか別の場所に求めたとき、神という名で呼ばれるものになったのかもしれません。





 このことを詩に託したいと思います。





    あなたが私を強く逞しくしたように、




    私もまた誰かを強く逞しくするであろう。




    あなたが私を真っ直ぐに自分の道を歩ませたように、




    私もまた誰かを真っ直ぐに道を歩ませるであろう。




    あなたが私を自由で限りないものにしたように、




    私もまた誰かを自由で限りないものにするであろう。




    あなたが私を豊けく満ち足りたものにしたように、



   

    私もまた誰かを豊けく満ち足りたものにするであろう。




    あなたが私を堅固なものにしたように、




    私もまた誰かを堅固なものにするであろう。




    あなたが私を貴く重い存在にしたように、




    私もまた誰かを貴く重い存在にするであろう。




    あなたが私を自分の生のあまねき所有者にしたように、




    私もまた誰かを自分の生のあまねき所有者にするであろう。




    あなたは私を創造するだけでなく、




    私がかかわる誰かを創造するものに創造するのである。




    あなたは、私と、私から創造される誰かの恩人なのである。











   *





 このシリーズが終ったら、今度は思索的なものからちょっと離れて、詩のようなものを書いていくつもりでいます。じつは、これが一番したいことかもしれません。





 詩のテーマは、「変身」です。




 どのような変身かは、ぜひお楽しみに^^。











   *



 アマゾン・キンドルストア 、または、自著専門サイト「イリエノコ出版 」より自著刊行作品をご案内しております。