見ました!(*゚ー゚*)
【悪人】
一言で・・・・
出逢いの順番間違い・・・・ボタンのかけ間違い・・・悲しい映画だね。。。
最初、いろいろと腑に落ちなくて・・・2回見ました。。
法的な悪人はもちろん祐一です。
でも、本当の悪役は人の死をあざ笑う者達。。
でも、彼はヒステリックな女の言動に動揺して人を殺した。
死体を崖に落して隠蔽工作をした。
その後も普段どおりの生活をした。
彼は人との交流や愛情が少なく自己表現が苦手で孤独で幼いだけかもしれない・・・
彼は運が悪くて理解者が少なかったことには同情するものの、それでもやはり許されるものではない。
私が興味深かったのは、それぞれの人々の描き方。
淡々と狭い世界で日常生活を送っているうちにふと気がつくと愛情もないまま孤独に歳をとっている深津絵里。田舎でなんとか親に捨てられた孫を育てているのに詐欺に引っかかりその孫が殺人事件を起こす樹木希林。
普段はいい子ぶってもちょっと親に隠れて恋愛ゲームを楽しむ満島ひかり。
傲慢で自分勝手なボンボン息子の岡田将生。
親の前で見せる姿しか知らず大事な娘に愛情を注ぐどこにでもいる普通の彼女の両親。
もちろん、27歳にもなって幼く人との関わりあい方が下手な妻夫木聡。
みんな自分の人生背景があり、何が良くて悪くてなど絶対的な正解などない。
派手に生きる人もいいが、ひっそりと生きる人々の陰の部分のえぐりだし方が実に絶妙。
妻夫木聡や深津絵里みたいな人って実は世の中にはたくさんいて、連綿と続く日常の閉塞感と孤独感に苦しみ悩み、何とかそれを変えたいと思っていることだろう。
殺人事件などなくてもこのような社会の陰に焦点を当てて違う映画を撮影しても良いものが出来るのではないかなーと思った。。
→★★★★☆
