Emiです。


先週より新型コロナの影響で在宅勤務も本格化し、外出といっても食料品や日用品を買うために近隣のスーパーへ出掛けるくらいになりました。

地元のショッピングモールのテナントも、食品スーパー、ドラッグストア、100円ショップくらいしかほとんど営業をしていないという異様とも思える状況となり、本当に誰もが経験したことがない危機的な日常であるということを感じます。


街中を歩いている人たちも

ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ

という状況でもありますので、自宅で「巣ごもり」している時間も自然と長くなります。



そうした時間は

YouTubeで
「性同一性障害」「トランスジェンダー」
「性別適合手術」「MtF」「FtM」

といったキーワードを検索して、当事者の方々の動画を見ていることも多くなります。



そこで、ひとつ気になっておりました動画がありました。



神戸元町の観光動画ではなく、映画の予告動画です。




映画をご覧になったという方もおられると思いますが、はじめのフレーズは、





お○○○○
ある


ことに対して
違和感あるのは小学校の時から・・・



という言葉からはじまります。





1分43秒ほどの動画ではありますが、

神戸に住む中川未悠さん

という当事者の方の、母親(家族)や友人へのカミングアウト、蕎麦屋でのアルバイトを通じて手術費用を貯めて


新幹線新幹線で神戸から新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線前名古屋へ、

私のブログへ訪問してくださる方々も定期的に通っておられる、こちらのクリックで

6時間にも及ぶ性別適合手術(SRS)を受けて、生きるために女性(の戸籍)になるというドキュメンタリー映画


女になる


の予告動画です。


映画の詳細については、こちらです。





私も

お○○○○

というものに対しては




無い状態で
生まれたかった女の子


というのは言うまでもありません。





私の場合は幼稚園に通っていた時から前の部分が開いたパンツも、同じ幼稚園の制服を着ていた同じクラスの子たちが皆、立ってする小便器のほうへ並んで用を足していたことに対しても既に違和感が芽生ておりましたので、


幼稚園や小中学校のトイレでも、周囲に合わせて立ちションをしているフリをしなければならなかったことや、


漏れそうな時や数時間はトイレに行けない状況であった時は、それすら許されない状況の時もありました。


おしっこを立ってせざるを得なかった時の相当の屈辱感というものはMtFの人にしか分からないと思います。



おしっこをする時は外からはオープンの小便器の前に立ってズボンやチャックから
お○○○○を出してするのではなく、


外からは用を足している様子を見られることがないように個室に入って、スカートを捲ってパンツ(正式には紺色のブルマ白のパンツの2枚ですが)を膝まで下げてしゃがんでしたい。



イメージです。
当時は幼稚園も小中学校のトイレも全て和式でした



そもそもが、このような仕方でするのが本来の姿なのである。




だから物心がついた年齢の時から無い状態で生まれてくるはずであった。



そのように思っておりました。ショボーン





さらには母親からも、



ついているのだから

立って

できるでしょ

とか、




外出先では小学校入学前までは母親に連れられて女性用のトイレ女性トイレに入るものの、




こっち
(子供用の小便器)

で、

できるでしょ



と言われるのも、嫌で嫌でたまりませんでした。えーん



たまに一緒に外出することもありました、いとこの女の子は私よりも年下ということもあり、個室の扉は閉めずに外からもしゃがんで用を足してしている様子もたまにではありましたが目にしておりましたので、




同じおしっこをするにしても、

なぜ私は
立って
しなければならないのか、




幼稚園の女の子たち女の子女の子女の子女の子女の子や、
いとこの女の子女の子とも同じように


しゃがんで

できないのか





生まれた時からの身体の状態や、


望んではいないほうの
性別である

男性トイレ男性トイレ男性トイレ男性トイレ男性トイレ男性トイレ


という到底受け入れることができない現実と扱いを小学校入学前からの幼少期の頃から受けてきたことへの心の傷というものは、当事者の方々との交流を通じて多少なりとも緩和されることはありますが、今でも完全には癒えることはありません。





私とは対照的にFtMさんのブログを見ておりますと、多くの当事者の方々たちが物心がついた年齢や小学生の頃から


性自認
男の子男の子


でありましたので、子供の時は何度も立ちションを試みるものの、パンツや洋服を濡らしてしまって、母親に怒られたムキーという話も目にします。



おしっこの仕方というものは、GID診断でも用いられる自分史の中でも、よくある話でもあると私は思います。




多くのシスジェンダーの方々にとりましては
違和感があるのならば、そうした病院に行って、切除や加工をしてしまえばいいのでは?

と思われるかもしれませんが、



しかし現実はSRSを受けるどころか、大学病院のGID外来※を新規に受診することですら希望者が多数のために困難な状況でもあるという現実も私は目の当たりにしております。
※札幌医科大学附属病院のGID外来の場合です。



また心の違和感という問題を一筋縄に解決することができないトランスジェンダー特有の悩みでもあります。




なぜならLGBTという分類の中では、映画の中川未悠さんも私も同じTという部分では共通であるかもしれませんが、


Tをさらに細かい分類に分けた場合、映画の中川さんのケースは、主に治療や手術を必要としている(求めている)


トランスセクシャル(TS)



に分類されるかと思われますが、




私の場合ですと、治療や手術を望む人、望まない人、それぞれのケースがある


トランスジェンダー(TG)



寄りであるということもあります。



違いの説明に関する記事についてはこちら

性自認・性志向チェック!



性的マイノリティというものにつきましては、知識としては知っておくべき分野でもあるという理解は進んではいるものの、まだまだ人としては理解に苦しむという人が多い現実は、当事者の1人としても悲しい事実です。