Emi(えみ)です。
しばらく時間が経過してしまいましたが、前回の話の続きとなります。
性指向・性自認に関するロールプレイが終わり、それぞれの講師の方より自らの性指向・性自認についてのお話がありました。
まずはGの講師の方です。
私は、
身体は男性ですし、
心も男性です。
そして、恋愛対象として好きになるのも
男性です!
自信を持って
言い切っておりました。
続いて、MtFトランスジェンダーの方です。
私は、
男性の身体で
生まれてきてしまいましたが、
心は女性です。
そして、
恋愛対象は
男性です。
MtFさんは、このようなケースであるという方が多いのではないかと思います。
続いて、LGBTの当事者として今までどのような事が一番辛かったのかという点についても語ってくださいました。
まずはGの講師の方です。
わたくしの場合ですと、小学生の時に周りの男の子たちは次第に同じクラスの女の子のことが好きになっていくのですが、どうも自分は女の子のことが好きになれない。同じクラスの○○君や××君のことが、どうしても気になってしまう。でも、その当時の自分としては、それはなぜなのだろうかよく分からない。
そんな時、
テレビで保毛尾田保毛男をやっているのを見た翌日、学校で周りの男子は皆笑っていましたが、世の中には、このような人たちがいるのだということを知って、
むしろ
安堵の気持ちでした・・・。
続いて、MtFトランスジェンダーの方です。
私たちトランスジェンダーにとっては、
移行期が伴う
ということです。
私の場合ですと、身体や外見が徐々に女性的になるにつれて、トイレや更衣室も次第に女性用を使用するのですが、本当に初期の段階で女性用のトイレや更衣室に入ったりした時は、
痴漢と
間違われる
のではないか
という位、怖い思いをしましたね・・・。
そのように思うお気持ちがよく分かります。
私も男トイレのマークを見るだけでも嫌になりますし、男女共用のトイレや多目的トイレがある場所ですと安心します。本来は女性の身体で何の違和感を感じることもなく、女性用のトイレを使用したいです。
確かにトランスジェンダーの方々にとりましては移行期が伴いますし、最終的に治療をどこまで進めたいのかという点でも人それぞれ事情が異なります。職場における対応についても、LGBの方々とも異なり、一律の対応とはいかないのが現実なのではないでしょうか。
今回の研修はメインの講師がGの方でありましたため、性指向寄りの話が中心の研修でしたが、今回の研修を通じて、セクシャルマイノリティの当事者の方々の思いがLGBTとは無縁である大半の方々にも幾分伝わったのではないかと思います。
また私にとりましても、自分自身が性別違和の当事者であるという点を同じ職場の人たちの前で話がしやすくなったようにも感じました。
最後まで読んで頂きまして、
ありがとうございました。