うちの旦那ちゃんは、
世間一般的には、けしてハンサムさんではありません
でも、私にとっては大好きな顔です
(たまにすごく憎たらしい顔になりますが…)
野球選手の立浪さんに似てるという人、
ドン小西さんに似てるという人、
TUBEの前田さんに似てるという人…
足して4ぐらいで割った感じかな
そんな味のある顔
(ものは言いよう
)
の右半分が、動かなくなりました。
一生このままだったら、どうしよう
怖いんだもの
診察室に入ると先生が、脳のレントゲン写真を食い入るように見ています。
「先生、どうなんでしょう」
先生がゆっくりと口を開きます。
「脳の方には、血栓等の影はみられません。
『ウィルス性の顔面麻痺』
と思われます」
脳の疾患じゃないということで、一応ホッとしました。
「では、治るんですよね?」
「100%とは言い切れませんが…
来院が早かったので、多分大丈夫でしょう。
ただし、時間はかかります。
最低でも2ヶ月。
薬とリハビリでいきましょう。
安静にして、運動はダメ。
ストレスもよくないですね」
週1回の診察と、
週3回のリハビリ。
入院じゃなくてよかった。
先が少し明るくなった。
さっちゃんに、
「よかったね。
ちょうど仕事してないから、ゆっくり安静に出来るし。
運動は、ダメだっていうから、もちろんえちもダメだよ~ん
」
って言われて、3人で大笑い
「ま、ちびっこの性欲はアタシがなんとかしておくから
兄さんは、我慢しときなっ
」
さっちゃんのお陰で、場がすごく明るくなります
うちに帰ると、息子ちゃんがいました。
「父ちゃん、人に見られるの嫌だろうから」
って、マスクを渡しました。
自分のお小遣を持って、ドラッグストアに行ってきたらしいです。
その時、旦那ちゃんが泣きました。
私よりも、もっともっと不安だったのに、わざとおちゃらけてみせていたのに。
息子ちゃんに、何度も何度も
「ありがとな、心配かけてごめんな」
と繰り返して…
私が不安がったり、泣いてる場合じゃないんだよね
いつもの、
「ま、どうにかなるっしょ
」
でいきますか
しばらくは、モノを食べるのも飲むのも不便でしたが、薄皮を剥ぐように、ゆっくりと、本当にゆっくりと治っていきました。
旦那ちゃんは、
息子ちゃんからもらったマスクをつけ、職安と病院に通いました。
顔の麻痺がある間は、面接も無理があるので仕事は相変わらず見つかりません。
旦那ちゃんは、学校の役員もやっていました。
北海道は、運動会が6月にあります。
もちろん、運動会のお手伝いも役員の仕事の一つです。
家にいても退屈なので、マスクをして学校によく行ってました
息子ちゃんのクラスメートに、わざとマスクを外して驚かしたりして遊んでました。
6月の第1日曜日が運動会です。
それが終わると、修学旅行に行くことになるのですが…。