さみしさを埋める為だけじゃなく、

私は恋をしたかったんだと思う。


中年なのに、

まだ女を諦めたくなかったんだと。


そう、思う。


まだ、女として見て欲しい。


女として、愛して欲しい。


だから、始まりは満足だった。


形はどうであれ、

好きな人と愛し愛され。


もう、何の制約も無いのだから。


縛りは無いのだから。




なのに、だんだん欲張りになった。


遠距離

多忙

連絡の頻度


なかなか縮まらない2人の心の距離。


好きになればなるほど、

よく泣くようになった


本気になればなるほど、

虚しくて堪らなくなった。


何の為に、こんな思いをしているの?


あれほどの辛い経験をして、

そしてまた、なぜ私はこんな思いを?



新しい男を追いかけて、

尊重されずに、泣いている私。


自分が望むほどに、大切にしてもらえない事を

嘆いて悲しむ私。


そんな私を見て、

天国の伴侶は、どう思っているだろう。



悲しんでいるのかな


情けないと思っているのかな。


あなた、ごめんなさい。