20万!があったなら… | 独女のつぶやき…

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アラフォーエミリンのエッセイ

0207aera.jpgエミリンが彼氏に着て欲しいブランドの一つであるポール・スミスが表紙を飾っていた今週号の『AERA』。まぐろ男や負け犬などいろんな話題を提供してくれる雑誌ですが、今回は女性のバッグを取り上げていました。エミリンもバッグは好きであれやこれやと持っていますね。一番高いバッグはやっぱりルイ・ヴィトンでしょうか?

 が、世の女性はヴィトンのバッグぐらいでは満足いたしません。『AERA』によれば、20万円もするバッグを買う女性が結構いるんだとか。写真のバッグ、クロエ(えっ?何って?とおじさんたちに聞き返されそうですけど)というんだけど、とっても人気なんです。だけど20万円はします。実物を見てみたい方は大丸神戸の2階へどうぞ。エミリンは2階には立ち入らないので手に取ったことないんだけどね。クロエはシャネルのデザイナーであるカール・ラガーフェルドが60年代ディレクターとして活躍したおかげで有名になったらしいのですが、日本で知られるようになったのはそう古くはないんですね。

0207chloe.jpg が、なぜかバッグはクロエ!とまで言われるようになってバッグ好きの女性が20万円!という高額にも関わらず買い求めるわけ。実物を見たことがないエミリンはその良さは分かりません、残念ながら。

 ちょっと前までは5万円ぐらいのバッグが「手頃」と言われていたんですけど…えっ?5、5万?高すぎる!とおじさんたちの声が聞こえてきそうですが、5万円のバッグはもはや高級な部類には入らないのです。ちょっと前まで手頃な値段だったはずのコーチまでも値段が上がってきてね…5万円でバッグを買うのは難しくなっていますね。
 
 さて、記事によると、高収入の女性が高いバッグを買い求めるのは分からないこともないのですが、低所得(ワーキングプア)までもが20万円ぐらいするバッグを買うというからちょっとどうなっているの?なんです。年収200万円の人がその1割をバッグにつぎ込む…せ、生活どうしてんの?と心配になります。多くは親と同居しているようですから、収入が少なくても生活には困らない!というパラサイトのようですけど。


0207chanel.jpg それではなぜそんな高級なバッグを買い求めるのか?欧米では見られない現象だけに思いますね。ただね、エミリンの職場でもやたら「バッグ」だけ高級な人っているんです。服装はそうじゃないのに…こ、こんな服装でこのバッグ?冗談か?それともバッグはコピー?と思うことも。エミリンはトータルバランスが大切と思うのです。クロエやシャネルのバッグを持つなら服だってそれなりじゃないとバッグばかり目立って…となりません?いや、あれもこれもできないからせめて「バッグ」だけでも…というのが本心なのかな?

 『JJ』いや庶民女性向けの『MORE』でさえ、結構お高いバッグを取り上げるんですよね。コーチはあくまで通勤向けで決して高いバッグとしては扱っていないし…

0207coach.jpg 確かに素敵なバッグを見ると欲しくなりますけどね。だけどエミリンの場合、20万円あったらどうするかしら?そりゃ、決まってます!パソコン買い換えるわよ!勝手にシャットダウン(原因不明)するパソコンがいつまでもつか分かんないだもん。でね、地デジが見られるパソコンでほんでもちろん画像処理が快適にできて…あんた、おっさんか…と自分でも思ってしまう。「ねぇ、クロエのバッグ買って!」と不倫相手の男性におねだりする女性の話まで記事には載っていたのに!エミリンだったら、「ちょっと高性能のPC買ってくれる?」(エミリンはおねだりできない性分だった…まして、不倫なんて無縁…

 「ハードディスクは消耗品でっせ」とセンモンイン。「ハードディスク1万円ぐらいで売ってまっせ。ここに持ってきてくれたらいつでも入れ替えてあげまっせ」とも。あのー、デスクトップなんすけど…

 「僕、パソコンマニアなんだけど、PC見てあげるよ」と言われたら、エミリンくらっときたりして?クロエやシャネルのバッグよりもPCよ!

 やっぱりエミリンは変わっているかしら?

0207kakauta.jpgP.S. 本日の一冊

 エミリンが好きな作家のひとりである角田光代の『マザコン』。8つの短編集です。で、テーマは「」。彼女は母親をすでになくしているんです。彼女は67年生まれですから、母親はまだまだ若かったはず…そういえば、師匠も30代で母親を亡くし、一昨年か昨年には父親も倒れたっけ。(今は回復しているようですが…)エミリンの祖父母は長生き(祖母は97歳!になります)な方だったので、まだまだ親の死はイメージできないんですね。だけど、妹の旦那は母親を亡くしているし…「もう1人のおばあちゃんは天国でご飯食べてるの?」と姪が聞いてきたっけ…

 本に登場するいろんな母親。ほんとにそこらへんで繰り広げられているような光景が描かれているの。そして、子どもにとって母親がいかに!偉大であるか!は甥や姪を見ていると分かります。父親には悪いけどね。