デビュー5周年となる宮本笑里が、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演したアルバムを発売することが決定しました。


2007年のデビューから5年となる2012年、3月11日の東日本大震災後に交流を続けてきた宮城県唯一のプロ・オーケストラ「仙台フィルハーモニー管弦楽団」と共演したニューアルバムを発表します。「再生」の意味をもつタイトル「renaissance(ルネッサンス)」として3月7日にリリース予定です。


震災後3カ月以上活動停止を余儀なくされ、存亡の危機となった仙台フィルは数々の苦難を乗り越え復活、以前より宮本笑里との共演をオファー、宮本笑里も共演を願い実現しました。2011年6月29日に東京サントリーホールでのソロコンサートにゲストとして招待する形で初共演、以後交流を重ね、アルバムでの共演に至りました。
「今回宮本笑里さんからお話を頂いて、音楽的にも、復興の為に活動している私たちにとっても、とてもいい共演をさせていただきました。『ふるさと』はいつもチャリティコンサートで私たちが演奏していた曲で、また私からお願いした笑里さんの曲『光』も前向きでとても元気になれる曲。是非聴いていただきたいです」(仙台フィルコンサートマスター:神谷未穂さん)


この仙台フィルとの交流を重ねる中で新たに宮本笑里が作曲した新曲『光』の他、震災後何度も避難所等で演奏したという日本の名曲『ふるさと』や『上を向いて歩こう』、『第九』や『ボレロ』等のクラシックのメロディをヴァイオリン+オーケストラ用にコンパクトに再構築した楽曲の数々がアルバムには収録されており、70名にも及ぶ重厚なフルオーケストラをバックに演奏した、宮本笑里にとって初のオーケストラとの共演作となっています。


【アルバム情報】
宮本笑里 「renaissance(ルネッサンス)」
with 仙台フィルハーモニー管弦楽団
2012年3月7日(水)発売予定
初回生産限定盤CD+DVD ¥3,465(税込み)SA-CDハイブリッド
通常盤CD ¥3,045(税込み) SA-CDハイブリッド


<収録予定楽曲>
1. 光(宮本笑里)
2. On a Friday(ブラームス:交響曲第1番第4楽章より)
3. Hope(ベートーヴェン:交響曲第9番第4楽章より)
4. Bolero(ラヴェル:ボレロより)
5. 千の風になって featuring ポール・ポッツ(新井満)
6. cure(パッヘルベル:カノンより)
7. ふるさと(岡野貞一)
8. Remembrance(ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲より)●ウェスティンホテル仙台「ウエディングコレクション」CM曲
9. 上を向いて歩こう(中村八大)
10. Les enfants de la Terre fantaisie(服部隆之)
11. アヴェ・マリア(シューベルト)


<DVD>※初回盤のみ
1. “光” ビデオクリップ
2. “光” メイキングドキュメント映像
3. On a Friday (2011年6月29日サントリーホール「宮本笑里リサイタルツアー2011“for”」より)
4. シューベルトのアヴェ・マリア
※曲順未定、また商品仕様及び収録内容は予告なく変更になる可能性があります。予めご了承ください。


また、アルバム発売後3月31日には、仙台フィルと共演する復興支援コンサートも、ホームであると同時に被災した仙台市青年文化センターにて開催。このコンサートの収益金の一部は寄付される予定になっています。
また、アルバム収録曲『Remembrance』が1月4日よりウェスティンホテル仙台のCM曲にも決定するなど、現地と結びついた活動を展開。
「大変なことがあった今だからこそ音楽を、と思います。被災当事者でもある仙台フィルの素晴らしい演奏は、聞いてくださる方々に何かきっと伝わるものがあると思います。時間と共に震災復興の想いを忘れないよう、音楽を通して伝えていきたいです」(宮本笑里)


【公演情報】
つながる心 つながる力 みんなで作る復興コンサート supported by KDDI
日程:2012年3月31日(土)15時開演
会場:仙台市青年文化センター コンサートホール
主催:OTTAVA、TBC東北放送、河北新報社
オーケストラ:仙台フィルハーモニー管弦楽団
指揮:川瀬賢太郎
ヴァイオリン:宮本笑里
プログラム:全国のOTTAVAリスナーから寄せられるリクエストを基に決定
発売:1月6日AM10:00より
藤崎:仙台三越/チケットぴあ(Pコード158-083)/ローソンチケット(Lコード24429)/e+(イープラス)http://eplus.jp/OTTAVAチケット(ottava.jp)/河北チケットセンター/
問い合わせ:TBC事業部 TEL 022-227-2715(平日AM9:30-PM5:30)


 


【仙台フィルハーモニー管弦楽団-プロフィール】


1978年より本格的なプロのオーケストラとして活動を開始し1989年より本拠地の名を冠した「仙台フィルハーモニー管弦楽団」として活動。
演奏会は年間120公演以上に及び、東日本エリアを中心に活動を展開。また、2001年の第1回から3年ごとに開催されている仙台国際音楽コンクールではホストオーケストラを務めており、その成功に大きな貢献を果たしている。
2009年には、木村大作監督の映画「劔岳 点の記」(第52回ブルーリボン賞・作品賞、2010 第33回 日本アカデミー賞では最優秀音楽賞ほか6部門で最優秀賞受賞)の音楽を担当し、大きな話題となった。


2011年の大震災により、予定していたほとんどの活動が数ヶ月にわたり中止となったが、「音楽の力による復興センター」を立ち上げ、“つながれ心 つながれ力”を掲げて、音楽を届けながら絆を紡ぐ活動を展開している。