無事、全公演終了致しました。
心を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございます。




演劇について劇団について
改めて考える時間を与えていただいたと思います。


団体、作家、演出家、役者
それぞれがそれぞれに模索しながらのチーズtheaterプロデュース第一弾。


想い描く絵も筆も違う3団体が
どう接点を持って進むべきなのか


チーズtheaterさん、TOKYOハンバーグさん
魅力と引力を持ったニ団体


フロトポの灰汁は、どのようにしてそこに在るべきなのか

妥協ではなく、それぞれの特色を活かして進みたい…


歪という定義はどこにあるのだろう
正しいとはどのことを指すのだろう
フロトポとして、この企画・作品に対する接点はどこなのだろう
そもそも演劇的とはなんなんだろう

答えは一つとは限らない


丸めず、尖らず
フロトポらしく向き合うことを選びました。
自分を出さなければ繋がるべき接点も見えてこないだろうという結論のもとに


フロトポを受け入れてくださったチーズtheaterのみなさん、TOKYOハンバーグのみなさん、
そしてスタッフ、関係者のみなさま、本当にありがとうございます。







電車を演劇に、人生に置き換えたら
今回の「接点」
急に腑に落ちた瞬間がありました


各駅停車
急行
特急
通勤快速
他にも色々

同じ線路を走るけれど
停まる駅が違ったり
待ち合わせしたり
見送ったり
接続したり
人を乗せずに回送したり



降りたい駅に降りられなくても
寝過ごして終点からUターンしても
急いでいるのに一駅ずつしか停まらなくても
満員で座れなくても

次の駅へ進む


いつ、どの列車に、乗り込むのか
または誰と乗るのか

来た道を想い出させてくれる時もある


電車の座席の座り心地や
窓から見える風景
ヘッドライトの光
ホームのアナウンス
改札を出る開放感
降り立った駅で見えた景色に



フロアトポロジーの角畑が書いた「特異点」
チーズtheaterの「539km」
TOKYOハンバーグ「海が見えたとき」にも

三者三様の言葉運びで、それらを又はそれ以上の何かを滲ませていらっしゃいました。


接点

共に出来た時間を
大切に
次に繋げようと思います。



改めまして、この度はチーズtheaterプロデュース「接点」vol.1 ご来場、そしてお心添え、誠にありがとうございます。


戸田さん、大西さん、角畑さん
それぞれから溢れる
私の好きな台詞を拝借して下記に添えます。


また新しい「接点」が生まれることを願います。




どこにでもあってどこにもない。
フロトポのSF(少し不思議)
今回を活かし
少し歩きます。
これからもよろしくお願いいたします。




※下記「接点」vol.1より抜粋


From チーズtheater「539km」

「頑張るって、力を入れることじゃなくて、力を抜くことなのかもね」


「若いうちは与えてもらえるもので、歳を重ねるとその分失っていくのだそうだ。与えてもらったものを一つづつ減らして、それから人生の幕を下ろす方がいいらしい。だから、その哀しみを、喜びとして、共感し合える仲間が必要なのかな」






From TOKYOハンバーグ「海が見えたとき」

「その苦労が、幸せを感じる苦労なら良いんじゃないですか?」

「ちゃんと祝ってもらえれば、幸せになれる気がする」

「勇次さんの分まで、私が海を見ているんです。ずっと」






From フロアトポロジー「特異点」

「乗り物が好きなんですよ、小さい頃から。車も電車も船も飛行機も。その中でも電車が一番いい。どこにいくにもちょうど良い時間がかかる。早すぎず、遅すぎず」


「あなたが悲しければ私は倍悲しい。あなたが苦しければ私は三倍苦しい。あなたが嬉しければ私は十倍も嬉しい。そんな風にずっとずっと思っていたのよ」


「どこって。決めてない。いいよ、何とかなる。…少し歩こう」






フロアトポロジー代表
小崎愛美理