世界一周のエージェントは、絶対ここにしようと決めていました。
「(株)世界一周堂」さん。
”世界一周”で検索すると、一番上に名前がでてくる、
日本で唯一の、世界一周を専門とする旅行会社さんです。
「世界一周航空券」のことも、この会社のHPで知りました。
HPには世界一周をするためのノウハウや、世界一周航空券の基本的なことがわかりやすく書かれているので、旅好きな人にはわりと面白いかも!
もちろん、中には世界一周航空券を使わずにLCC(格安航空券)や陸路で周ってる方もたくさんいます。
一概には言えませんが、世界一周航空券のほとんどは有効期限があるし、
「より旅費を安くおさめたい!」という人なんかはバスや車を主な交通手段として利用していたりします。
わたしは、旅の期間を目安として1年間に決めていたし、
世界を横断するなら、おもむろに旅をするよりエージェントを使って効率よくルート計画をたてたほうが、安心感があるなぁとおもい、この会社に申し込むことにしました。
コンサルタントの申し込みは早々と8月中に済ませ、それまでメールでやりとりしていた担当者の方と、今回やっとお会いして相談することができました。
10/13の13時半、「わざわざ遠いところありがとうございます~」と、
にこやかに迎えてくれた担当者のソメカワさんは、性格の良さが顔からにじみ出ているような方で、さすがベテランさん、わたしの希望を忠実に汲み取ったルートを作成してくれました。
あれこれ話していたら、結局2時間におよぶ個人相談会になってしまいましたが、とても充実したものになりました。
当初は、大陸制「ワンワールド」の5大陸世界一周航空券で
オーストラリア→南米→北中米→ヨーロッパ→アジアで1年間まわる予定でしたが、
5大陸と4大陸の航空券料金を比較すると、約64,000円の差があるので、
「オーストラリアへ行くのは、往復LCCを利用して、一旦日本に戻り、そこから世界一周航空券で南米から1周してはどうですか?」というご提案を頂きました。
日本→オーストラリアは、JetStarなどLCCが多数あるし、
1大陸分の滞在時間が浮いた分、他の大陸でゆっくり過ごせるし、
安ければなにより嬉しいですもんね。
最終的に、世界一周航空券を使ったルートは、こんな感じになりました。
成田→ロサンゼルス→サンチアゴ→イースター島→リマ→ラパス→【各自移動】→リオデジャネイロ→マイアミ→【各自移動】→ニューヨーク→【各自移動】→マドリッド→【各自移動】→イスタンブール→アンマン→カイロ→アンマン→カイロ→アンマン→デリー→バンコク→成田
オーストラリアはシドニーから西回りで最終地点がケアンズ。
ケアンズでの皆既日食が11月13~14日でその日程に合わせて行くためです。
10月中に出国し、約1ヶ月ぐらいはオーストラリアをラウンドし、日食を見たら帰国。
その後、南米から東回りに1年間行きたいとおもっています。
中東~アフリカはおそろしいけど、
どうしても死海とぺトラ遺跡とエジプトは行きたいので、最短の滞在期間で旅に臨むつもりです、、、
でも、行く直前に命の危険を感じるくらい情勢が危なかったら、時期を考えなおさなきゃ。
「死んだら死んだで仕方ない、旅人は旅で死ねて本望」なんて少し前までは実際思っていたけど、
やっぱり生きて帰ってこなきゃいけないな、、、と思わせるショックなことがあったからです。
つい昨日、栃木に帰ってくる電車の中でニュース2chを見ていたら
「世界を旅した日本人夫婦、アフリカでマラリアに感染し死亡」という記事がありました。
他人事ではない!とその記事を読むと、
それは、「タビロック」というタイトルのブログをやっていた30代の日本人夫婦についてで、
西アフリカでマラリアに感染、潜伏期間を経てボリビアに入国、発症し、死亡したというものでした。
「タビロック」夫婦は、事もあろうか栃木県出身のお二人で、
わたしもちょくちょくブログを拝見させてもらっていたので、とても悲しい衝撃的なニュースでした。
お二人は約1年半の旅を終えて10月20日に帰国する予定だったそうです。
本当に残念でなりませんが、ただ、ご友人の方のブログに、
ご夫婦は海外旅行保険をきらしており、それでいて体の異常は感じながらも病院で必要な処置を受けられなかったのではないか、ということが書かれてました。
最後の最後で限界を超えながらも、無茶をしながら旅を続けた結果なのかもしれないなと、本当に考えさせられる出来事で、
わたし自身も、常にいろんな危険と隣り合わせであることを認識しなければいけないなと痛感させられました。
「無理は絶対しちゃいけない」って、うちの母ちゃんも口をすっぱくしていつも言っています。
でも、いつも無理して迷惑かけちゃうんだよね。すいません。
なので、家族や周りの友達、応援してくれる人たちのためにも、
絶対に生きて帰ってこなきゃな、って思います。
改めて、おふたりのご冥福をお祈りするとともに、
決して他人事じゃないことを頭に刻み込んで、今日はこのへんでおしまいにします。R.I.P。