こんにちは。
笑実のブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
皆さんは、信用していた人から裏切られ悔しい思いをした経験ってありますか?
私自身は、そうした経験ほぼありません。
何故なら、父の教育が影響しているから。
15歳のとき、丁稚奉公の為 田舎から大阪に出てきた父。
戦後間もない大阪は酷い状況だったそうで
当時の話を聞くと、まさに“どてらい男”の主人公モーやんを彷彿とさせます。
父「あのな~よう聞いときや。
妙に親切にしてくる人は、気をつけなアカンで。
なんでか言うたら、最初は色んな物をくれたり、頼んでもないのに親切にしてくるんや。
そのうちどうなるかって言うたら、そういう人は共通して言ってくる事があるんや。
先ずはコレや
『ごめん〜ちょっと醤油切らしてるから貸してくれへん?』
最初は小さな事やけど、それが徐々にエスカレートしてくるんや。
次はこれや
『ごめん、新聞の集金が来てるんやけど、細かいお金を持ち合わせてないから、ちょっと貸してくれへん。すぐ返すから。』
最後は結局、金貸してって必ず言ってくる。
だから、妙に親切にしてくる人は気をつけなあかんのや。
信用したらアカンで。
必ず裏がある。
他人を信用してはいけないという話を幼い頃から聞かされて育ってきた為、そもそも他人を信用しないから裏切られたという経験や感覚もない。
これに対し、母は逆。
父の事を尊敬しつつも、行き過ぎた商人根性に
「まぁ、ほんま呆れるわぁ。普通の人はそんなこと出来へんし、よう言わんわぁ。
でもな、これくらいの根性がないと、商売はやっていかれへんしお金も貯まらん。
私は両親が早く死んでしまったから、お父さんと結婚して良かったわぁ。
酒もタバコも博打も女もせーへん。
贅沢もせんと、家族や親戚の心配ばかりしてる。
仕事一筋でほんま辛抱強い人や。
下着や仕事着がボロボロでも、靴に穴が空いても繕って何年も使い続ける。
あんたら、お父さんに感謝しなあかんで。
それにな
困っているクラスメートがいたら助けてあげや。
掛け算が出来ない子には、(ゲームのように楽しく学べる)あんたの掛け算の玩具を貸してあげなさい。
それであんたが教えてあげや。
その子きっと喜ぶわぁ。」
クラスの為に何ができるかを一緒に考え、アイデアを出してくれたり
費用面で大人のサポートが必要な時はとても協力的で、材料費を出してくれたり
友人を家に招く事にも躊躇なく、いつも歓迎して出迎えてくれたし、手作りの料理を振る舞ったり接待してくれる人の良い優しい母でした。
今思うと、両親の陰陽のバランス☯が絶妙だったわけです。
それが証拠に
父と母が夫婦だとは知らなかった同級生の親が
『えっ、あの〇〇さん(父)と奥さんは夫婦やったの?
まさか、あの人が笑実ちゃんのお父さんで、奥さん(母)と夫婦やったなんて!!』
と言われたそう。
なので、とんでもない人に出会ったら父の教えを活かして鬼になり
また、不憫な人に出会ったら母の教えを活かして仏になるのです。
お陰で、様々なタイプの人に対応できるようになったのだと自己分析してます。
そういえば
若い頃、職場の先輩にジョーカーという仇名をつけられたのですが
普段はとても大人しくて真面目そうなのに、ふとした時に、元ヤンキーだったのでは?と思わせる仕草や態度をすることがあったようで…
七変化するからジョーカーなのだと。
あれから数十年が経過し
親の影響が薄らいで、本来の自分になったからでしょうか
荒っぽい事や人がとても苦手になりました。💦
還暦を過ぎると、良い意味でも悪い意味でも親の影響がなくなり
ここからが本来の自分になると言われてます。
気づけばもうアラ還です。
のんびり穏やかをモットーに
ハッピーな日々を過ごせる事に感謝です。🌸