竹久夢二の美人画とモダンデザインー美しいもの・可愛いものー | 絵描えみうのありのまま

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2月13日
館林の、きも友(着物つながりの友達)さんに誘われ、3月21日まで群馬県立館林美術館で開催中の「竹久夢二の美人画とモダンデザイン ー美しいもの・可愛いものー」へ連れて来てもらいました。
 
大昔、館林の陶芸家の作品展を観に、館林の美術館に来た事があり、同じ会場かと思っていたら、とてつもない広さの近代的な美術館でビックリしました。
 
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撮影スポットになっていたので撮影会。
ちょいと、夢二のモデル気取り(笑) 毒っ気強いですがw

 

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「暇だけど、方向音痴なので館林まで行けない」と言ったら、分かる所まで迎えに来てくれた小堀さん。 なんて優しいの~

 

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矢羽根の銘仙の羽織の下は、笹の葉の地模様のあるお召に、アンティークの帯。 お太鼓の幅が狭い名古屋帯は、夢二の絵になりそうなスレンダーな小堀さんだからこそ着こなせるんだろうな~

 

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それぞれ「大正浪漫コーデ」をして、美術館の入り口に向かい歩いていたら、3人のお姉様方に

 

「あら~素敵ね。どこから来たの?」 

「これアレでしょ? そうよ銘仙」

「新しいの?新しいわけないか?」

「どこで売ってるの?」

「自分で着られるの?」

「何だバッグはアナスイじゃないの」

「こんな色の足袋もあるの?」

 

と、矢継ぎ早に質問攻撃に合いw 私が、あわwwあせるあせるあせるってしている間に、小堀さんがテキパキとお姉さん方に答え、「着物を着る場所がないなんて言わずに、普段着てランチして下さい。 何なら着付けのお手伝いもしますよ~」と裁いていた。。 サスガだガーン

 

 

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会場内は撮影NGなので画像はありませんが、初めに展示してあった「藤島武二 挿絵」を、以前、竹久夢二美術館で見た記憶があり

 

「これ見たことある」

「どこで」

「ん~どこだ?」

「那須だっけな?」

「伊香保じゃない?」

「そうかも伊香保かも」って、こそこそ話していたら「静かに見学して下さい」って注意されてしまったあせる

 

なので、静かに見学していたのだけど、見学中に「あなた素敵よ~」とか声かけられた。

話すると怒られちゃうのでペコリ。 その時声をかけて下さった方、私のブログは見ていないと思うけど不愛想ですみません。

 
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購入した「竹久夢二の美人画とモダンデザインー美しいもの・可愛いものー」図録によると306点を展示。 竹久夢二の手描き原画・木版画・印刷物・手紙などが展示してありました。
 
美人画で有名な夢二ですが、図録から千代紙のデザインを2点だけ紹介しますと、デザインもまた夢二独特の世界に誘(いざな)われます。 
 
輪郭線の太いアジアンなデザイン、目と眉だけの絵表紙、薄桃色に白抜きされた水玉模様さえ、竹久夢二なのです。
 
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パラダイス双六(すごろく)はパラダイスなのに、Sの字に黒ベタで描かれた「おばけの森」が広がっていていました。 パラダイスの真ん中が黒ベタで、しかもおばけの森よニヤリキラキラやってくれるな夢二!って心から思った。 
 
子供の遊ぶ双六に、黒ベタ使ったら絶対OKでないのに、OKもらえるデザイン、構成力、ユーモア、そしてNO!と言わせない竹久夢二ブランド。 ホント流石!竹久夢二!アッパレ。
 
白く抜かれた蕨(わらび)一本の線も竹久夢二なんだよな~
文字さえ夢二。
私も色んな画材で何でも描くのだけど、自分を表現出来ているかな?
しがない絵描きがあまり自分出してもダメだし・・・ これからの課題だ。

 

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この後に行ったレストランでも「あなた素敵ね。写真撮らせて」と声を掛けられた小堀さん。

 

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「この色の組み合わせは中々出来ないわ」と。

「ん~あなたは、ちょっとね・・・」と、ランチをしていただけなのに嫌な気分にされた私むかっ

 

・・・行田で有名な作家様でした。

こちらからコーデの品評を頼んだなら何言われてもいいけど、あなた様の好みのコーデを目指している訳ではないので。

 

人当たりが良く、まとめ上手な小堀さんのお蔭で、みんなで写真を撮ってめでたしめでたしに持って行ってくれました。 そのスリーショット作家様のブログに3人で写ってるかも。。

 

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私の毒々しいコーデはお気に召さないようなので、私はカットされて2人になってるかもな~

まぁ、その方が望ましい。

 

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私は精進を続ける。
その結果、何かで有名になったとしても、決して驕らない。
小堀さんや、REIみたいな「能ある鷹は爪を隠す」人間でいたい。