名古屋化 | 絵描えみうのありのまま

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アンティークでは初めて買ったリバーシブルの帯。
「帯」の仕組みも分からなかったので、半分に折れば半幅になるし、名古屋帯にも使える優れもので、しかもリバーシブルだから4通りに使えるぅ~アップと、大喜びしていたのだけど・・・
 
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お太鼓結びを出来る帯をコレしか持っていなかったので、この帯で帯練しまくったけど、もの凄~く苦労したのでした。 だって、動画で云う「三角」が無いんだもん。
「三角部分を持って」と言われても、そんなもんネ~よ( `ー´)ノ
 
三角をクリップで作っておいても、半分に折りながら帯巻いているうちに、三角なんか無くなってクリップだけになっているし笑い泣き
 
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散々動画を検索して、簡単お太鼓を習得し、何とか結べるようになったものの・・・
重くてゆるくてずり落ちるえーん
いくら帯練しても、動画や人に教わる通りにいかず「もしかして、えみうがダメなんじゃなくて、帯が悪いんじゃね?」と思い、普通の名古屋帯を買ったら、初めに苦労した分すぐに上達したのでした。
 
image 全体的に後ろが下がってるあせる
 
先月の忍町アートギャラリーでも、この帯の時だけは手間取り(リバーシブルで2日着た)、何回締め直しても「ゆるさ」が気になり、帰りまで持たないかも。と、羽織を着ていたのでした。 
あらゆる紐をキュキュッ締め、何も食べられない程苦しいのに、帯がゆるんでいる感があり「帯が落ちる~」と何度もトイレに駆け込み、色々締め直し更に苦しくなっても、帯はゆるい感じが残っていたのでした。

image 辛かったわ汗
 
本来は上の画像の秩父銘仙に合わせ、鳳凰の柄で締めようと買った物なのだけど、こっちを表にすると裏のちりめんがたるんでグズグズの原因になっている気がした。
鳳凰柄には大きなシミもあるので、使いまわしの効きそうなモノトーンのちりめん側だけ活かし、名古屋帯化する事にしました。
 
鳳凰の生地は元は着物に使われていたっぽい。
鳳凰を剥がすと、ちりめんにクズ糸の太織りみたいな布が芯として縫い付けられていた。
軽くするには、その布も半分にすればいいのだけど、通常の名古屋帯の芯よりふにゃふにゃなので、
芯とちりめんはそのまま使う事にしました。
 
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お太鼓と三角の部分まで鳳凰の生地は残して、後は切りました。
3m位切ったので、その分だけでも随分軽くなりました。
下のイラストの様に、三角部分は内側に折り込み縫い、芯に三角を縫い付けます。
ちりめんと芯の布も、鳳凰を剥す時に糸を切ってしまったので表から見えないように縫い直しました。
 

 

折り目の付かない厚みのある帯を半分に折りながら、胴に巻くのも大変だったので、三角の部分までは半分に縫っちゃいます。

適当に縫うけど、外に縫い目が出なければいいのだ。

 

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お太鼓部分が柔らか過ぎるので芯を入れたい気もするが、変な物を入れちゃうと後々後悔しそうなので、このまま様子をみることにする。

 

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こんな形の帯になりました。

帯の布が柔らかい素材なので、お太鼓がたるんでしまうけど、胴回りが相撲取りのまわしみたいな厚ぼったさは解消しました。 何より、赤ん坊を負ぶっているような重さとズリ落ち感がなくなったわー音譜

 

 

しめ縄を振り回しているみたいな着付けから解放され、かなり楽に着られる様になりました。

鳳凰の生地も気に入っているので、何かにリメイクしようと思います。

 

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忍町アートギャラリーで着物を4日間着た経験は大きかった~

襦袢が出たり、帯が重くてゆるんでも苦しかったのは、家の中で練習しているだけじゃ分からない事だし、みっともなさをさらけ出した事で、色々教えて頂いたり、自分で問題が分かり解決する事が出来ました。 

 

着物を着ていると、自分の目線でしか見れないのだけど、写真を撮ってもらうと、ダメな事を客観視出来るのも有り難いです。

 

さてと、次は何処に着て行こう着物