豊島屋訪問記その1 | 市川笑野ブログ「笑野戯言草」

豊島屋訪問記その1



故郷の長野県岡谷市にある豊島屋さん、


地元民には地酒の「神渡」(みわたり)や、


ガソリンスタンドで馴染みのある会社です。



先日の岡谷帰省の折、


「豊島屋さんの酒蔵訪問をしたい!」


と申し上げましたところ、


快く対応して下さいました!



伺いましたら、


豊島屋の創業は慶応3年(1867)


生糸の販売業から始まったそうです。



案内していただいたのは林慎太郎さん、


大阪で開催の「信州の酒メッセ」でお目にかかったのが初めてだったかな…?


「酒蔵の前にまずは資料館から見て下さい。」


との事で案内していただいたのは豊島屋資料館!










中に入ってまず目に入るのは、


明治期の帳場を再現したコーナー。


かつての豊島屋さんで使われていた品々や、


お酒にまつわる貴重な一品も沢山あります。



その奥には更に驚きの光景が!







甲冑や大名道具、


仏像などの壮大なコレクション!











戦後、莫大な財産税に苦しんだ旧華族や大名家がこの様な品を手放し、


海外流出を憂いた四代林新一郎さんが


「少しでも日本に留めたい。」


と蒐集したのだそうです!


なんと素晴らしい!


故郷の岡谷にこんな財産があったとは!



豊島屋さんの酒蔵訪問はこんな驚きから始まりました!


笑野