ごきげんよう。
英国刺繍作家・英国王立刺繍学校講師の二村エミです。
あと2日で6月も終わり。
そろそろ夏の計画も立てたい気分の今日この頃、いかがお過ごしですか?
本日はイギリスの伝統刺繍の代表の一つ、
ジャコビアン刺繍の動画のご案内です。
<典型的なジャコビアン刺繍:制作・二村エミ>
英国王立刺繍学校(Royal School of Needleworkに留学して、
いきなり初学期の課題作品がこちら↑でした。)
ジャコビアン刺繍とは?
ジャコビアン刺繍(Jacobean Embroidery)は、
イギリスの伝統刺繍の代表の一つで
アップルトンのクルウェルウールというウールの刺繍糸を使って刺す
英国伝統の刺繍です。
(カルチャースクールの課題作品とクルウェルウール)
中世のイギリスで東インド会社(歴史で習いましたね・笑)が
インドとの貿易を開始、それまで英国になかった様々なものが
もたらされました。
その中で、インドの更紗布のデザインの影響を受けて
英国で大流行した刺繍がジャコビアン刺繍なのです。
熱帯のエキゾチックなボタニカルモチーフと
南国の動物がデザインの特徴です。
日本でも大人気のリバティプリントも、定番柄の中には
よく見ると、インドっぽいエキゾチックな柄があったりします。
<ジャコビアン刺繍の影響を感じるリバティのタナローンプリント>
LIBERTY FABRICS Eva Belle Tana Lawn™ Cotton
「そもそもイギリス刺繍・英国刺繍って何ですか?」
というご質問をよくいただきます。
それはそうですよね。
フランス刺繍に比べると、圧倒的に知名度の低い英国刺繍。
意外に思われるかもしれませんが
私も、英国王立刺繍学校に留学するまでは、
イギリスの刺繍どころか、英国そのものに、実はあまり興味がなかったのです。
イギリスの刺繍=英国刺繍を一口でご説明すると
「英国の歴史の中で諸外国の影響を受けながら
流行し、発達してきた様々な刺繍の技法の総称」
となりますが、文字で読むと難しい!
というわけで、英国王立刺繍学校で学んだ時の作品を中心に
英国の刺繍をご紹介する動画のシリーズを作ることにし、
まずはジャコビアン刺繍を
インスタグラムとYoutubeにて公開いたしました。
二村エミが英国王立刺繍学校で、留学初めての学期に刺した
実際の作品をクローズアップで、
ステッチのポイントを字幕付きで解説しております。
どちらも同じ内容ですので
よろしかったらご覧いただければ幸いです。
インスタグラムはフォローを
Youtubeはチャンネル登録での応援をいただけますと
次の動画を作る励みになります。
イギリスの刺繍:ジャコビアン刺繍動画 視聴方法>
インスタグラムTV
https://www.instagram.com/tv/CB-anDGnSsP/?hl=ja
Youtubeチャンネル(インスタグラムの方が画質が良いです)
(ちょっと今回声が小さくてゴメンナサイ!)
https://www.youtube.com/channel/UC6PQYEuudMu4PoeKywXZldQ?disable_polymer=true
これからも、英国の刺繍の魅力をお届けしてまいりたいと思います。
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最高の刺繍の通信コースを、ご一緒に作りませんか?
プレゼント付き:アンケートご協力のお願い
(6月末終了)
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外出自粛も解除され、7月からレッスンが順次再開されますが、
こんな時代ですので、これまで大切にしてきた
対面でのクラスだけではなく、
動画を取り入れた通信コースを検討しております。
・お仕事やご家庭のご事情でカルチャーに通えない
・お近くに通いたいお教室がない
そんな方々お一人お一人にしっかり寄り添い、
憧れる刺繍が、
ご一緒できたらと思っております。
よろしかったら、アンケートにご協力くださいね。
オンラインにご興味のない方は、その理由も教えていただけたら
嬉しいです。
アンケートにお答えいただいた方の中から
最高の刺繍のコースをご一緒に作るための
モニター様を募集いたします。
アンケートを送信いただきますと、
フォームのトップ画像になっている
二村エミ愛用・英国ヴィンテージの
ねずみのピンクッションの作り方の
ダウンロードページのリンクが表示されます。
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