ごきげんよう。
英国刺繍作家・英国王立刺繍学校講師の二村エミです。

6月ももうすぐ終わり、いよいよ7月ですね。
今年は、どんな夏を過ごされるご予定ですか?

私は北海道の有機栽培のサクランボ園に
サクランボ狩り&自転車の旅を計画中。
佐藤錦などの高級品種のほか、
黄色や紫など様々な品種がいただけるようで
今からワクワクしております^^

さて、これまでメルマガにて、
<刺繍の上達に必要な4つのこと>

をシリーズでお届けしてまいりました。

今回は、その中から最終回
「理想の刺繍の先生の見つけ方」
について、こちらでもシェアさせていただきます。

 

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☆理想の刺繍の先生の見つけ方

あなたにとって理想のお教室・先生ってどんなイメージですか?
なかなか時間が取れず、自己流で頑張っていらっしゃる方も
想像してみてください。

丁寧に根気よく教えてくれる…
お話ししていて楽しい…
技術がピカ一…
ほめ上手…

いろいろあると思いますが、
私の英国王立刺繍学校の留学を振り返って思うことは

「上達したいなら、愛のある厳しさが必要」

ということです。

 

優しい刺繍の先生の落とし穴

学校には、とてもほがらかでフレンドリーでほめ上手、
みんなから好かれている先生がいらっしゃいました。
ちょっとヘアスタイルを変えただけでも

「素敵ね!」

と気づいてくださり、自信がないところを見せても

「よくできましたね!」

とほめてくださる。
でも、自分で自信がなかったところは
成績審査で容赦なく点が引かれている
のです。
それならもっと厳しくても、
だめなところは指摘してくださった方がよかったな…
と思いました。

 

厳しい刺繍の先生のメリット

そんなことから、帰国して始めたころの自分のお教室や
英国王立刺繍学校の日本分校では、
かなり厳しく体育会系の指導をしていました^^。
(そのころの生徒様、申し訳ございません!!)
(今はだいぶ、丸くなった…はず?)

楽しい時間を過ごすことが目的でいらした方には
居心地の良くないお教室だったかもしれませんが、
スキルを身につけるという意味では、お二人が
ご自分の力で、本で作家デビューを飾る
ところまで
育ってくださいました。

自分にとっての理想の先生は、刺繍で何を目指すかで
変わってくると思います。

まずはお教室を選ばれる際

================
趣味で楽しい時間を過ごす、リフレッシュが主目的なのか

きれいに刺せるようになるため
スキルを学ぶことにフォーカスしたいのか
================

を考えて、ご自身の目的にあったお教室やコースを選ばれることが
理想の先生に出会える近道だと思います。

ちなみに、私のお教えしているいろいろなコースを
厳しさ順に並べると、下記のようになります。

★★★★★英国王立刺繍学校・日本分校
★★★★☆資格取得ディプロマコース
★★★☆☆二村指導のサロンクラス(現在募集停止中)
★★★☆☆講師指導のカルチャーのクラス

 

二村エミの刺繍の先生

最後に、私自身の理想の先生で思い出される方を
お二人ご紹介いたします。

お一人目が、下田直子先生。
英国留学前の4年ほど、お教室に通わせていただきました。
朴訥で、そんなに口数の多い方ではありませんでしたが
そんなところも私は大好きでした。
独特な個性のある作品の世界と、職人肌の技術とお人柄。
今でも尊敬する憧れの先生です。

お二人目は、Tracy Franklin先生。
留学時代の担任の先生で、
実際に刺繍を教わる機会は少なかったのですが
やはりとてもシャイで口数が少なく、
でも刺繍に対する情熱と技術がピカイチ。
これというときに相談をすると、
短く的確なアドバイスをくださいました。

コース途中で、先生が学校をやめて故郷に帰られる時
思わず泣いてしまったくらいです。
卒業後、先生の故郷のアトリエを訪ねたのも、良い想い出。
生涯もっとも尊敬する先生です。

いかがでしたでしょうか?
あなたの貴重な人生の時間が、刺繍で豊かになること
そのために理想の先生に出会われることを、心より願っております。

その先生が私でしたら、最高に光栄です!

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