台風一過、関東の週末は気持ちよく晴れそうです。
さて本日は第3期生の、K様のジャコビアン刺繍をご紹介いたします。
伝統的な色の組み合わせで、柄も伝統的にまとめて下さいました。
鹿の体はタペストリー・シェーディングといって、
まっすぐ垂直に刺すロング・アンド・ショート・ステッチで陰影を出してあります。
このステッチは、織物で織られたタペストリーのような効果を出すために、
刺繍で作ったタペストリーに使われたのが元と言われており、
教会刺繍の人物の刺繍にもよく見られる伝統技法です。
王侯貴族のお城に飾られるようなや織物は
大きな織機がないと作れませんので、
刺繍のタペストリーは、元々は織りのイミテーションだったのですが
貿易で財力をつけた中世の英国の商人達も、
自分達の館を同じように飾りたかったのでしょうね。
通常は初めての課題であるジャコビアン刺繍で
あまりタペストリー・シェーディングはお勧めしないのですが
K様の鹿のシェーディング、丘のトレリスもきれいにできています。
色々な刺繍教室で研鑽を積まれている賜ですね。
刺繍を額装するマウンティングではご苦労されていましたが
提出を楽しみにしております。
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英国王立刺繍学校の正式な講師資格を持つ
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