本日は、カルトナージュの先生をなさっている

S様とM様が盛岡よりいらっしゃった日でした。

いつも遠方より、ありがとうございます。


教室のタッセルのクラスには、

カルトナージュをされている方が良くいらっしゃいます。

カルトナージュのアクセントに

既製のものにはないタッセルを使いたい、

と思われる方が多いようです。


英国王立刺繍学校の課題でも、布箱作りがあります。

フランス式のカルトナージュと大きく違う点は、

厚紙に両面テープを貼って布でくるんだ後は、

極力接着剤を使わず、カーブした針で

すべてのパーツを縫い合わせることです。


そんなお話をしていて、面白いものがあることを思い出し

クローゼットの奥から取り出して、お二人にお見せしました。


この課題で私はナント、仏壇を作ったのです(笑)↓。
英国刺繍のある暮らし

箱作りの課題では、バイオリンの形のシガレット・ボックス、

イギリスのポストのミニチュア、ドールハウス、ボート、

メリー・ゴーラウンドなど、刺繍を組み合わせた

様々なものを先輩方が作られていました。


自分は何を作ろうか・・・と考えていた頃、

一時帰国して年末帰省をした折、

ふと実家で仏壇が目にとまりました。


<上の仏壇を開けたところ>
英国刺繍のある暮らし


普段は怖いので、どちらかと言えば避けていた仏壇。

でもよく見てみると、いろいろな開口部があって面白い。
英国刺繍のある暮らし


開けた奥には引き戸があり、
英国刺繍のある暮らし

下の部分には両側に引き出しと
英国刺繍のある暮らし


手前に押し上げて奥に押し込むタイプの引き戸。
英国刺繍のある暮らし

そしてオリジナルの仏壇に入っていた家紋を

ゴールドワークで。

この課題に取り組むまでは、家紋について無関心でしたが

デザインとして非常に凝縮・洗練されている

素晴らしい日本の文化だと思いました。


参考にこんな本を買い、中級では皆様にも

家紋を刺していただいております。
英国刺繍のある暮らし

イギリスにもfamily crestといって家紋があります。

あまり詳しくはないのですが、

紋章学の本を読むと、一つ一つのシンボルの

色や組み合わせにも意味があり、複雑なルールに則って

紋章が継承されている点など面白く、興味が尽きません。

ちなみに今話題のウイリアム王子の紋章は、

エリザベス女王のものとほぼ同じで

王子を区別するモチーフとして、赤いホタテ貝が使われています。