こんばんは。

本日は格段に冷え込みましたね。

夕方の東京の気温は4度。

記録的な寒さで一月は幕を閉じそうです。


さて、I様のキャンバスワークのデザインは、

飼っていらっしゃる猫ちゃんと、その他

インスピレーションの源となった様々な資料を元に、

「光と影」をテーマに構成されています。


<光降り注ぐ外を眺めるモデルの猫ちゃん>
英国刺繍のある暮らし

猫ちゃんの刺繍部分は、立体感を出して

刈り込んで行きます。
英国刺繍のある暮らし

わずかに刺し残しはありますが、ほぼ完成。
英国刺繍のある暮らし

画像からでは分かりにくいですが、

猫ちゃんのふさふさの後ろ姿、きちんと立体的です。

左下の床と鉢物の影も、反対側の日なた部分との

対比がとても写実的で素晴らしいです。


シックにまとめた室内の色遣いと対照的に

外に明るくさわやかな色を使っているのも効果的ですね。


I様の場合は、アートの感性を豊かにお持ちがゆえの

あふれ出てくるアイディアをこらえて

シンプルにシンプルにと抑えていったのが

功を奏したと思います。


技法それぞれに、向いているデザインとそうでないものがあり、

またコースの要件として時間の制約、

そして成績審査での評価ポイントがあります。


そのような制約の中で、ご自分のなさりたいことを

どこまで作品の中で表現できるのか。

講師としても、生徒様のなさりたいことを汲み取りつつも、

8回で完成に持って行くために

どこまでをしていただくのが適当か、考えます。


いろいろな要素のギリギリのバランスの中で

生み出された渾身の作品。


ご指導をさせていただく中で、

私自身勉強になり、良い刺激を受けております。


すべての受講生の皆様に、ありがとうございます。