石。
石ころ。
子供の頃、
暗がりに重なった石を見て
ふと考えた。
もしかしたら、
そこにある静かな暗がりも
宇宙なのかも知れない。
この地球も、
小さな石ころの一つで。
大きな宇宙だと
思っていた此処は
砂場にある、
石ころの一つかも知れない。
貯水タンクの下で、
陽もあたらず雑然と
転がってる石を眺めながら
考えてた。
子供の発想は未知が故に、
空想と創造が留まらない。
そして、
大人として生きてる今でこそ
興味をそそるような力に溢れてる。
だって、
いまでも石ころの山を見ると
それが宇宙に見えてくるから。
特に答えが見つかるでもない世界。
だけど、其処には自由が溢れてる。
知ることの大切さ、
その前にある興味を持つことの大切さ。
興味の無い物を知ろうとしても、
ただの身勝手な好奇心。
あの頃、
小さな石ころに宇宙を描いた
少女ように。
何十年先も、
石ころから世界に興味を
持ち続けていたい。
そして、
石ころ握り締めて
小さな宇宙の温度
を感じていたい。
石ころ。