角 角。 角から。 たった数分前、 雲に隠れたお月様。 たった数秒前、 半分の心が真ん丸。 さっきまでの 薄く覆われた灯り。 小さな角を折れたら 威風に燃ゆるように。 それはまるで 待ち人への笑顔。 どんなに細くて 仄暗い道さえも。 漆黒に浮かぶ 頬っぺたが、 安堵に満ちて 覗いてる。 たった数分前、 たった数秒前。 さっきまでの 一本道。 たった数分前、 たった数秒前。 さっきまでの 篭り月夜。 そこの角から 笑ってる。 そこの角から もう明日。 角から。