響。
鉄や、アルミ、
木や、プラスチック。
叩けば何でも音が鳴る。
Cに、FからA、
フラットの響きへも。
おなじ人間、おなじ生き物、
でも中身が違うから音も違う。
そんな単純な事なのに、
気付くのに何年も掛かったり。
それも分かってた筈なのに、
何度も叩き間違えたり。
叩いたり、
吹いてみたり、
弾いては音が響く。
世界中にある
様々な楽器。
音も響きも違うのは、
あたりまえなのに。
一つと、一つ。
二つと、三つ。
沢山の楽器の演奏にも、
タイミングやパートがある。
何度も何度も、
練習を重ねるように。
たった少しの時間を
過ごしただけで、
その音を理解はできない。
その楽器、
磨かなければ
音も響かない。
表面がどれだけ
輝いていても。
何年も共にしてる
楽器なのに、
また音が変わる。
シャープが
綺麗に響くように
なったり。
突然、音が詰まって
何も聴こえなくなったり。
だからきっと、
また聴きたくなる。
また触れたくなる。
また響かせたくなる。
自慢の音で
演奏する為に。
新しい音に
出逢う為に。
そうやって、
生きている。
響き。