医師でもある探検家 関野吉晴氏が監督をされています。
うんこと死体はタブー視されがちですが、自然界の中では虫や微生物や生き物に喜んで食べられて分解され、環境に組み込まれていくさまを見ていると、見方が変わってきました。
自分が出したうんこの上でハエたちが恋愛の対象を見つけ、交尾をし、たまごを産みつけていく…
人間にとっては臭いけれど、ハエたちにとってはロマンチックな場所なのですね!
人口が少ない時は肥やしとして売買されていたものが、都市部の人口増加と戦後のアメリカの指導(人糞肥料は使わない)で、今や水洗トイレでサーッと消え、ないものにされている。

映画の鑑賞後に、法政大学の湯澤規子教授とディレクターの前田亜紀さんのトークイベントがありました。(SNSで画像の拡散OKでした)

昔は人糞が売買されていたお話、池袋から人糞を運搬する東武線や西武線の「黄金列車」があったことなど興味深かったです。