知覧特攻平和会館。
鹿児島県南九州市知覧町郡。
鹿児島に山登りに行った帰り道。
時間があったので、話のネタにでもなればと、
30分ほど寄って帰るつもりだったのに・・・。
3時間近くいたと思う。
そして、涙が止まらなかった。
こんな大切な、かけがえのない事実も知らずに
私は今日まで過ごしていた。
戦争のことだって、いけないこと、悲惨なこと、
そう思っているだけで
なに一つ分かっていない自分がここにいる。
神風特攻隊。
大学へ進学することが珍しかった時代。
学びたいという純粋な気持ちで進学したはずの学生たち。
優秀がうえに、難しい飛行機の操縦が、短期間で習得できるだろうと
思われたのだろうか・・・。
特攻隊のほとんどのが
これからの日本を担うべきはずの優秀な大学生たちだった。
自分の意志とは無関係に、死ぬことを前提として作られた攻撃隊。
特攻隊は志願制・・・そう、強制的な志願。
拒否すれば、それは死刑を意味する・・・。
特攻平和会館には、彼らが残した遺書と
特攻隊一人一人の写真、軍服や持ち物が
たくさん展示されている。
遺書の全てを一つ一つを読んだ。
写真の全てを一つ一つ見た。
父母兄弟、妻や子供たち、婚約者への言葉・・・
ただなぜか、死にたくないと書かれている遺書は
一つもなかった。
圧力による恐怖で、最後まで自分の気持ちに
嘘をつかなければいけなかったのだろう。
中には飛び立つ直前の機内で
慌ただしく書かれた遺書さえあった。
いろいろな悲しい光景を想像して
涙が止まらなかった。
もし戦争などなく、優秀な彼らが生きていたら、
そして日本のリーダーとして活躍していたら
公害などない、原発などない
もっと美しく穏やかで、賢い日本が
今ここにあるのかもしれない。
悲しい過ち。
でも絶対に忘れてはいけない事実。
そして真実を継がなければいけないということ。
そして、悲しい過去を教訓に
私たちは学び、成長していかなければいけない。
無駄にしてはいけない。
自分の命も。
人の命も。
若くして散っていった
特攻隊の魂も・・・。
限りなく、尊いもの・・・。










