聞いてくれ…

おれの大好きなHope in the darknessが…

こんな形で世界デビューするんだぜ… 

 

 

(いやまてや、いつから嵐ってLegendaryって呼ばれるようになったん、さすがにまだ早いわ…)


3曲やるってよ!そのうち1曲は「Hope in the darkness」だってよ!!!!!

この曲にこんなスポットライトが当たる日が来るなんてぇぇぇ

いやそれだけの潜在能力あったよあったけどタイミングだってあるじゃん色々さ!!!!!

 




ちなみに知らない方のために説明すると、

・「Hope in the darkness」は嵐の2014年のアルバム「THE DIGITALIAN」の収録曲


・このアルバムを引っさげて行ったドームツアーで、すでに他アーティストのライブで利用が始まっていたソニーの「フリフラ」を初めて導入


・ステージには5つのデジタル心拍計が表示され、メンバーの「今」の鼓動が可視化


・↑のデジタルづくしの中「Hope in the darkness」は”パフォーマンスの目玉”


・筋電センサーを装着し、筋肉の動きによって音や光が鳴る仕組みを用いて演奏



そして個人的ヒットポイントは、「音の選び方」がいかにも嵐なところ。


4日の朝からWorld Wide Webに放たれる前に、現場で見た感想含め上げとくからとにかく読んでくれ。

(以下せっかちさん用に抜粋)
 
 
Hope in the darkness

この世界が、圧巻だった。
 
(それぞれに音が振り分けられており)
また、これらの音が、それぞれの「らしさ」を活かした音が選ばれている。
 
リーダーのピアノ音は、いわばこの音楽の主旋律。
音の数は少ないが、その少なさがかえって、意味を帯びている。

Jのスナップ音は、物事を始める音だ。
このライブを、パフォーマンスを引き締め、けん引する立場の音。

 
ばーあいさんのGメジャーの音階は、ハープともまた違うのだが、まさにファンタジーな音。
少ない音数の世界を、明るくしていく。

 
しょさんのバスドラの音は、熱く、激しく、鼓動のよう。
 
ニノのディスト―ションギターは、尖っていて、歪んでいて、どこか闇をまとった感じ。
 
(つまり、それぞれのキャラクターに合った音選びができてる)

このパフォーマンスのどこが一番感動したかというと、
彼らが「自分の筋肉の動きに沿った振り付けで踊りながら、自らを楽器に変え、オケなしで5人の音を奏でた」
というところだ。

話が少し遡るが、アラフェスの投票の時も、私は、嵐には一度アカペラをやってもらいたい、と思っていた。
それは、アカペラが、それぞれの持つ声を活かし、その役割を全うしながら、声だけで1つの音楽を奏でる、無限の可能性を秘めた、素晴らしいパフォーマンスの方法だと思ってきたからだ。
アカペラは1人でも足並みや気持ちが揃わないと、人の心の奥までは届かない。
5人の空気感なら、アカペラはとてもいいパフォーマンスになるはずだ、と信じていた。

ところが、私の想像していたものに近いパフォーマンスを5人で、
私の想像をはるかに超える、デジタルかつアナログな方法でやってのけてしまった。
Hope in the darknessの音が流れてからも、彼らは歌いながら、ずっと自分の受け持つ音を規則的に奏で続ける。
CDにはない、音がその空間に出来上がっている。


方法は違えど、彼らが5人で音を奏でるというこのパフォーマンスは、
一体感があり、どこか決意めいたものも感じられ、また、ライブを作るJが一番、覚醒したと感
 じるものだった。

(抜粋ここまで)

 

「決意めいたもの」と表現したのは、この年の9月に結成15年を迎え、ハワイ州から招かれる形で野外ライブ「Blast in Hawaii」を行ったことにつながっている。

ハワイを「一旦立ち止まること」「リスタート」と表現するメンバーもいたように、充電完了してエネルギーが有り余ってる感じすらあって笑、「次」に向けた推進力が増してる感じがこの時のライブでとても感じたのよね。

 

そして、潤くんが覚醒したと思ったのは、ファンとの「距離」の打開の仕方かなあ。


嵐がライブでずっと課題にしてきたのが「距離」だと私は思ってて。

たぶん他のグループもそういう所あると思うんだけど、ムビステを実現したのも、国立の上空を飛んだのも、Popcornで天井スレスレまで気球を上げたのも、FUNKYで踊りを覚えさせたのも、物理的に近くに感じてもらうためという側面があった。

 

でも、デジコンはいつもより増し増しでファンの感覚や想像力に委ねてると感じたのよね。


心拍計も、状況としてはただ目の前の画面にリアルタイムに動く心拍計があるだけなのに、ファンがそこから、彼らの体力、精神力、緊張感、高まる心拍のワケ、変わらぬ心拍のワケなどを読み取り、想像する。そうして「本物がそこにいるんだ」という実感が強化されていく。


 フィジカルインターフェイスは、フリフラの圧倒的な光の量であらかじめ場を支配し囲い込んだうえで、5人がその空間の音や光をリアルタイムに操る。翔さんのバスドラなんか全身の表面から奥まで共鳴するような、言葉ではなんとも表せない…奥底を震わすほどのライブ感というか。


音や光の性質を知り、それらがオーディエンスにどのように伝わりシンクロしていくかまで磨き上げる。さらには5人のキャラクターや関係性を活かした音選びとパフォーマンスを組み込む。うまくデジタルに血を通わせたなあと思う。


観ている人に「気づき」や「想像力」を与えるという意味でデジはアート的でもあり、「ラボ(研究所)」で実験に参加しているような感覚でもあったなあ。


これが世界に放たれたとき、オーディエンスはどんな反応をするのだろう。楽しみでもあり、怖くもある。