リリース時に書いた記事には、
2/4拍子、3/4拍子確認済み。ここまで変拍子は初めてかも?
(あらしさんのしーでー買ったよ聴いたよ。2011/11/6|Emina×ARASHI)
って書いてた。確かにイントロの部分は、歌い出しの直前に2/4拍子が入ってる。
でも、、、あれ、、、3/4拍子はない…?
サビ前にそれっぽいのがあるけど、あれは4/4拍子の中で、3/4拍子的に見せてるだけじゃ。
それでも十分変拍子に聴こえますよね。
翻弄する「君」の側は至って4/4拍子で自分のペースを維持しているのだけど、
翻弄されてる「僕」の側(=リスナー側でもある)はリズムを狂わされてる…。
音も含めてまさに「翻弄」されてる感が音にもよく出てて、ほぉー!
ってなりました。
この変拍子的なやつ、言い換えればワルツなわけで、
間奏にかすかに入ってるチェンバロ混じりのシンセや、決して前面に出てくるわけではないけど、
ちょいちょい「迷宮から抜け出せない中世ヨーロッパのドロドロ」風味(語彙力
)の音やリズムが入ってくるのが、心情表現としてなんとも絶妙だと思います。
尖ったロック調のAメロは、「君」と「僕」との攻防戦という歌詞の意味とリンク。
夢心地シンセ&ディレイの効いたギターのBメロ、「君」の美しさや甘さに翻弄されるさまが映像化されるようで、
サビになると、一音ずつ上がっていくシンセの目まぐるしく、エモーショナルなこと。
90年代後半のJanne Da ArcとかSOPHIAとか、シンセがめっちゃ効いてるロックバンドのよう。
(実際SOPHIAの「Voice of generation」(1995年)と似ていたりする)
何度か書いた気もしますが、私は、嵐の歌詞の世界における主人公の世代と、リリース当時の嵐さんの世代が
だいたい同じようになるように書かれていることが多い印象を受けています。
(じゃあHereやHow'sはどう説明するの?と聞かれるもしれないけど、あの時期は実験期というか、わざと背伸びさせていたように思う)
この頃の嵐さんは、世代で言うとアラサー期。
私の勝手な印象は、内向きだった昔よりはだいぶ外向きになってきているけど、
どちらかといえば地に足を付けにくい状況がそうさせている過渡期というか。
大人の男になる段階に来ているのだけど
20周年の今のように、
いろんな経験をして落ち着いた大人になるまでは至っていない感じ。
「wanna be…」が出てきて、10周年に至るまでにはなかったオトナ(あえてカタカナ)
な要素を出すようになってきた?
と思ったのを覚えています。
ファンはどんな反応をするのかと、ちょっと探りを入れられている感じ(笑)
それを最も感じる部分が、
「でもワガママな君は 似合わない僕以外」
なんですよね。振り向いて!ほら!!ってやるんじゃなくて、
「君」のワガママさを受け止められる男性であることを匂わせるという(笑)
「僕」にも男としてのプライドがあるので、どうにかして優位に立ちたいし、
「僕」を翻弄するからには、ワガママな「君」の奥にあるものを暴いて
「僕」だけが征服したいという男としての欲求も見えてくる…
(たぶん「君」はそんなのまるっとお見通し)
こっち向いてほしいファンにとってはキャー!!!な内容(冷静に言うな)なので
「おっ?探ってきやがったな?」と思って、面白かった思い出があります(笑)
ちなみに、「僕が見ている風景」の「let me down」もこれと同じワガママ女性が
タイプな「僕」なんですけど、あれはただひたすらの妄想…(怖いほどの)。
だから、ようやくそういう女性と対峙するようになった!という成長物語でもあると解釈して楽しんでます(笑)
こうやってちょっとずつ成長していく感じするんですよ、嵐の歌詞って。
だからね、その2年後に急に「P・A・R・A・D・O・X」で一気にアメリカナイズドされちゃったときは
えっと、留学でもして向こうに染まっちゃったのかな??
ってなったのもいまや笑い話(笑)
作曲は大島こうすけさん。
他にも「Dear snow」(2010)「ever」(2011)「Hung up on」(2011,兼編曲)「じゃなくて」(2011,兼編曲)で楽曲提供。
こうして並べてみると、2010年~2011年にかけてのシングルからソロまで幅広い。
キーボーディストらしく、シンセをうまく使ったエモーショナルな曲の進行が多い印象です。
(編曲の吉岡たくさんのアレンジがどのくらい入っているのかもまた、気になるところ)
収録:シングル「迷宮ラブソング」通常盤
作詞:伊織、Soluna
作曲:大島こうすけ
編曲:吉岡たく
ソロパート:相葉・二宮・大野・櫻井
サクラップ:なし
サトフェイク:なし